被爆クスノキ2世と凄い人達、そして親

長崎で被爆したクスノキの生命力と凄い人達と父親

 

日本が戦争をした時代。2回目の原子力爆弾により被爆したにもかかわらず生き残ったクスノキ。

そのクスノキの子供が我々の住む町に来てくれました。

戦争を風化させない為、地元の中学校の中庭に植樹され、その事を教え

てくれた友人と妻とその記念式典に行った時の写真です。

皆様の中には自然にある力を感じられる時もあるのでは?

それはとても晴れた日。小さな苗木なのに、近くにいるとまさに生命の

「凄さ」を感じる事ができました。

 

 

日本の良さを気づかせてくれるハワイアン

 

そして、私が敢えてこの日に着ていったTシャツ。

写真ではなく絵なのですが、古代ハワイアンの時代から自然を敬愛するその伝統を

継承してきた一族の一人であり、私の妻のフラカヒコ(フラの伝統的スタイル)の先生のお若い時のお顔です。

HAWAIIにおいても先住民であるハワイアンの生活習慣やフラなどが禁止されていた時代があります。

その時代も大切に必死に自分たちの大切な伝統文化を継承して来られ、日本を襲った震災直後も

日本にきてその踊りを奉納されたり、日本の文化も尊重され、環境問題を含めてよりよい地球にしていこうと

活動されています。

単純にサーフィンバカとしてハワイが大好きだった私に、改めて日本での生活こそ大切であると

教えてくれる方の一人です。

詳しくはまたの機会にお伝えしたいと思いますが、驚く程に古代日本人の思考や生活と

古代ハワイアンの方とのそれが類似している事が多々あります。

年間に150万人が日本からハワイを訪れています。

確かに他の国よりも、ハワイ本来の奥深い自然や文化への興味が日本人は少なく、

お買い物や日本語が通じ行きやすいから行くというアンケート結果もあるようですが、

ハワイ体験を繰り返すと、どんどん本来のハワイに興味を持つ方が私の周りには多いです。

何故多くの日本人がハワイに惹かれるのか?

そこに興味を持ち、それを気づかせてくれるきっかけとなったのが、

身の周りのすべての自然や生き物を大切にする伝統的なハワイアン文化とその継承者でした。

このTシャツの絵は尊敬の念を込めて、鉛筆のみで描かせて頂きました。

 

 

凄い親

 

そして私ですが、私も尊敬する両親に育ててもらいました。

父親は腎臓病で人工透析を20年以上も続けています。

彼は自営業を無借金経営で続け、腎臓病と闘いながら家庭と会社をずっと守ってくれました。

特に、父親の病状が悪化して、仕事自体もかなり大変だった時の事です。

私は社会人になったばかりでしたが仕事は気合を入れており20代の若造でしたが月給100万程貰っていたので、まだ浮かれて夜な夜な遊んでおりました。

そんな時に、二日酔いの休日にふとつけたTVに父親が映ってきました。

それは過酷な人工透析を続けながらも仕事を頑張っている人としてのニュース番組内の特集でした。

そこで、たった一言ですが、父親の本音を聞く事ができました。

「この病気はなった人しか大変さがわからないんです。」と静かにつぶやく様に父親は話しておりました。

私にとってはこの一言は強烈でした。

私が社会人になるまで、私は父親から一切病気の大変さや仕事の大変さ、弱音や愚

痴の類を一切聞いた事が無かったからです。

TVに移る父親の腕は、おびただしい数の針を刺した跡が重なり合って固まっていま

した。

仕事をしながらも週に3日も全身の血を外に出し、機械的に浄化させて、また体内

に入れ込まないと生きていけないからです。

後に、自営だからできたと父親は言いましたが、全責任を背負う経営者として、も

のすごい重責を背負って家族と会社を必死に守ってきたという事がTVを通して初め

てわかったのです。

恥ずかしい話ですが、本当にその時まで親の凄さはわかっていなかったのです。

その数年前が父親の体調と会社の経営も危機だったとも聞きました。

父親もそうですが、母親も常に私には笑顔でいてくれたの事がどんなに凄いことな

のか・・・・・

親の凄さ、先人あっての自分達。

この被爆したクスノキの子供と一緒に、凄い思いで伝統文化を引き続ける一族の一

人を服に纏わさせてもらい、この日に素直に親や先人への敬意の念を感じた事をい

つまでも忘れずにいたいと思います。

実はこの時は独立への迷いがあるもののサラリーマンとしての今の会社も好きだっ

た為、まだその進退を悩んでいる時でした。

そして、父親と同じ、自営の道を選んだ今、彼が存命の内に、

父親に恥じない経営者としての姿を見せられるように頑張っていきます。

彼と同じ、実直に。お客様本位で。

 

 

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