目から鱗!【ハウスメーカー比較耐震性ランク】地震の強さ徹底比較!

今まで1分1秒を争う一流レストランなどの厨房の動線設計や菌の抑制提案を経て、80億円以上の注文住宅のお手伝いをしてきたU-hm(ユーム) 永 野 です。

 

まず、みなさんに注意していただきたいことをお伝えします。

 

ネットなどで、最近ハウスメーカーの耐震性ランキングが露出されていますが、

長く注文住宅に携わってきた専門家から見るとその根拠も良くわからなく、

ただ各社のHPへリンクさせたり、資料請求や建築会社を紹介するサイトに促進してアフィリエイト利益を上げているだけのように見受けられ、あまり参考とならないと感じています。

 

特に、各ハウスメーカーが実大の耐震実験をしている加速度のガル(GAL)の数値だけや速度のカイン(KINE)だけを基準にランキングを決めているものには、ご注意ください。

 

それは、地震動の加速度や速度が高ければ被害が大きいとは言えないということが、今までの震災が示しているからです。

このことをわかりやすく解説している記事をのちほどご紹介します。

 

ユームでは、このページの末に紹介している地震動の研究者の方々による論文などを参照としています。

 

そして、今までの震災の地震動と建物被害率の結果から、

主要なハウスメーカー12社の実物大の耐震実験が建物被害率が高いとされている地震動で実験をしているかどうか

その内容を明確に公表しているかどうか、

それらの基準による評価ランク付けをしています。

 

さらに、地震に強いハウスメーカーを選ぶ上で、とても重要な震災時に対応できる可能性が高い組織力はどうかに関しての評価ランクもわかります。

 

 

それでは、各ハウスメーカーの耐震性評価ランクを一覧表にまとめましたので注意点を参照の上、ご覧ください。

 

 

 

(表を見る前の要注意ポイント

 

これは、各社公表の数値・データに基づき、ユームが独自にまとめた【地震に強いハウスメーカー比較表】です。

 

部分実験ではなく、一番重要且つわかりやすい実物大の耐震実験にフォーカスして評価ランクをつけております。

ただし、部分実験も重要ですので、最新の内容は各社に直接確認されることをおすすめします。

 

※重要な補足

最近、ハウスメーカーや工務店の営業トークで、「ウチ熊本地震の地震でも倒壊はありませんでした!というものが横行しているようですが、熊本、益城町でもどの場所にその会社の自社物件が何件建っていたかを確認された方が良いです。

熊本の益城町でも、その町内のなかでも被害の度合がエリアによって分かれているからです。

 

また、「熊本の益城町の地震波で実大実験しているからウチなら大丈夫です。」と断言している営業も散見されますが、注意が必要です。

その実大実験には、基礎がついていない場合が多いからです。

基礎と基礎と土台や柱との緊結がどれだけ強固なのかがとても重要なので、その部分も良く比較されることをおすすめします。

 

また、実験の建物は通常よりも窓が少なかったり、階上や屋根の荷重を一番理想的に階下に伝わるような設計も多いです。

一方で、みなさんが希望する間取りは、実験体よりも窓が多かったり、空間も開放的に広かったりもします。

また、2階や屋根の荷重を受ける1階部分の柱や壁の位置が、実験体とは違うことが多いです。

ですので、実験して大丈夫だから絶対に安心ということではありません。

開口部が大きい時や、開放的な空間の設計時にどのように耐震性の余力をあげる工夫をしているのか? それが信頼できるものなのかを確認することもおすすめします。

 

 

みなさんが思っていらっしゃる、ハウスメーカーの地震の強さのイメージと違うかもしれません。

評価ランクに「何で?」と思われる方もいらっしゃると思います。

 

気になるハウスメーカー名(オレンジ色の下線部分)を選ぶと、何故この評価ランクになるのか? がわかります。

下記表以外にも重要な3項目を含む全7項目の耐震性ランクとその理由がわかります

 

 


(各ハウスメーカーからの異論・反論等も歓迎しております。その際は技術・設計・営業の責任者の方から、当WEBメディアTOPページのお問合せよりご連絡くださいますようにお願い致します。)

 

 

各社公表の数値・データに基づいた【地震に強いハウスメーカー比較表】主要12社の耐震性評価ランク

 

各社名を選択(クリック)すると、その評価ランクの理由と詳細がわかります。

※下記表は4項目ですが、各ハウスメーカーの詳細ページでは残りの3項目の評価と比較もしております。

 

主要ハウスメーカー12社の耐震性比較表

u-hm調べ2019.09

※順不同

詳細は下のメーカー名をクリック

 

 

実際の地震波実験

余力実験

 

れの抑制実験

震災時対応組織

へーベルハウス

A A B
三井ホーム A+ A B+ A
ダイワハウス B B

B+

A+

積水ハウス B B  ー

A+

パナソニック ホームズ A B+  B+ 

A+

住友林業 B C+  ー

A+

一条工務店 B C+  ー

B+

セキスイハイム B C+  ー B+
ミサワホーム B C+  B+ B
トヨタホーム B C  B B
ヤマダホームズ B C  = B
スウェーデンハウス B C+

B+

C

 

みなさんが思っていた地震に強いハウスメーカーのイメージと少々違うかもしれません。

 

こちらの耐震性評価ランクがよくわからない。

地震に強いハウスメーカーを選ぶコツを知りたい。

 

こういう方は、まずはこちらでとても重要なポイントをわかりやすく解説していますので、最初にチェックしておいてください。

 

・2分で分かる!本当に地震に強いハウスメーカー・工務店の選び方は コチラ

 

 

追伸

 

どのハウスメーカーの営業マンも以下のような地震に対する強度をアピールしています。

 

 

「熊本地震を含めて当社の家は倒壊していません。」


「震度7で何十回も実験を行っていて全く問題無い事が証明されています。」


「東日本大震災の揺れで実験しても全く問題が無かった。」


「倒れないのは当然。いかに揺れを少なくするかが大切です。当社の制震構造は従来の家よりも約70%も揺れを軽減できます。」

 

 

営業トークもマニュアル化され、様々な資料や動画、実際の被災地の写真などを織り交ぜて、若手の営業マンでも説得力があります。

色々な会社に話を聞けば聞くほど、どの会社も地震に強く感じられ、だんだんわからなくなってきたと、住宅展示場を回る方から、20年以上聞いてきました。

 

ユームでは、各ハウスメーカーの営業マンによる口頭や個人の資料(渡してもらえない資料)を省き、各社が公表している内容と、地震動や震災の研究者の方々が発表している地震動と建物被害の関係性に基づき、みなさまにわかりやすいように評価ランク付けしています。

※耐震性を測る上で、参考にさせて頂いた研究論文や文献は最後に敬意をもって記しています。

 

ユームの大きな目標は、「一人でも多くの人、家族に真に地震に強い家を建てて欲しい。」「その為には何が重要なのか? それを知って欲しい。」ということです。

 

 

なぜ実大実験が重要なのか?

余力実験が重要なのか?

 

 

それは、今まで予想していなかったような甚大な被害をもたらす地震が、いつでもどこでも起こりうると考えておくべきだからです。

 

2016年4月の熊本地震では、平均発生間隔4,000年と7,300年という発生確率の非常に低い二つの地震がたった中1日で連続して襲ってきました。

 

私もそうでしたが、ほとんどの方も震度7が2回も来るとは思っていなかったと思います。

 

いつ、今まで以上の震災が襲ってくるかわかりません。

 

 

大きな震災後の経済力、国際競争力があるかどうかも私たちの生活と直結するので、日本全体の耐震性の強化が必要です。

 

もちろん、勤務先・仕事場・幼稚園や学校などの耐震補強も必要です。

交通・移動ルートの耐震性も必要です。

 

ただそれらは、時間がかかります。

 

まずは、1人でも多くの方が、経済的に可能な方から、本当に地震に強い家を建てていきましょう。

 

大きな震災時には、避難所は足りなくなります。

 

わたくしとあなたの地震に強い家、火災に強い家が、ご近所さんも、普段見知らない人も、嫌いな人も、救うことができるように。

 

日本全国の耐震性をみんなで高めていきましょう。

 

 

ユーム 永野

 

 

次の記事をまだチェックされていない方は、これだけは知っておいた方が良いことをわかりやすくまとめていますので、ご覧ください。

 

・もうこれで百戦錬磨の営業マンにも惑わされない! 本当に地震に強いハウスメーカー・工務店の選び方は コチラ

 

・震災時にもフォローを見込めそうな生き残れるハウスメーカーは コチラ

 

 

ユームが自分達の家族にすすめられるという基準で選んだハウスメーカーはこちらをどうぞ。

 

・ユームがおすすめのハウスメーカー5社とは?  コチラ

 

 

国内の主要なハウスメーカーの7項目の評価ランクを知りたい方はご案内下の一覧からお選びください。

 

 

 

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・【 土地探しコツ大全土地探しはこれだけ知ればOK! は こちら

・【 住宅展示場見学の一番の問題点自分でできるモデルハウス見学の問題解決法!は こちら!

・【 設計士から良いプランがもらえない3つの理由今知れば良い間取り獲得できる方法!は こちらコツ

 

〇二世帯・3階建ての注意点やコツ

 

3階建てのおすすめ5社】の特徴と価格相場を知りたい方は コチラをどうぞ

・ 「設計自由度」と「閑静」希望別の3階建て向けの土地探し・購入 【用途地域と注意点】は コチラ

二世帯住宅】の完全分離・完全同居・一部共有のメリット・デメリット一覧表は コチラ

・二世帯住宅の【最適なモデルハス見学法 】コチラ

・ ハウスメーカー選び完了!7社検討の末【選んだ理由と断った要因実例】はコチラ

〇最新記事

各ハウスメーカーの耐震性の評価・比較に関しては、下記の文献も参考にさせて頂いております。ここに敬意を表し、厚く御礼を申し上げます。

 

○ 参考文献:

堺有紀(2009).地震動の性質と建物被害の関係.日本建築工学会誌.No.9,2009
伯野元彦 (2003). 世界最高2,005ガルでも無被害, 地震ジャーナル,36号,50-51.
川瀬博 (1998). 断層近傍強震動の地下構造による増幅プロセスと構造物破壊能, 第10回日本地震工学シンポジウム, パネルディスカッション資料集, 29-34.
武村雅之(1998). 過去の地震被害から見た震源近傍での強震動, 第10回日本地震工学シンポジウム, パネルディスカッション資料集, 45-50.
青井・他(2006). 新潟県中越地震の地震動, 月刊 地球/号外 No.53, 2006

 

u-hm株式会社

代 表 永     野

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