積水ハウス【耐震性評価ランク】ハウスメーカー徹底比較!

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こんにちは U-hm (ユーム) 永 野 です。

 

※過去の震災時の被害状況を追加させて頂きました。(2018年3月23日)

 

積水ハウスの耐震性について説明させて頂きます。

 

まずは、下の表の評価ランクと太文字だけをざっと見て、次の【解説と所感】の太文字着色部分だけでもご覧頂ければ約2分で重要ポイントがわかります。

 

■積水ハウス耐震性評価ランクとその詳細

※各ハウスメーカーが公示している内容による比較評価となっています。

※U-hmでは構造の部位のみの実験よりも実大実験を最重視しています。実大実験の公示が無い場合は省いております。

 

■積水ハウス耐震性評価ランク

7項目比較

(2017.09,u-hm調べ)

1.過去の建物被害の大きかった地震波にて実大実験をしているか?

評価ランク B

<鉄骨系>

「鉄骨:制震シーカス

B:1995年神戸南部地震(阪神淡路大震災)神戸海洋気象台観測波※以下神戸波(実験年2007年)

<木造系>

「シャーウッド」

B:神戸波(2004年)

2.建物の余力を確認する実大実験ができているか?

評価ランク B

<鉄骨系>

「鉄骨:制震シーカス」

B+:160Kineカイン神戸波増幅:2007年)×1回 その他135Kine(神戸波増幅:2007年)×1回等の複数の地震波も実験

<木造系>

「シャーウッド」

(-):90kine、818galガル(神戸波:2004年)※増幅波の実験もしているようだが詳細の公表は無い。

3.実験体の参考度合は?

評価ランク

<鉄骨系>

「鉄骨:制震シーカス」

A:制震システム「シーカス」標準2階。総2階よりも高負荷な実験体(入隅やオーバーハング・ルーフバルコニー)。大林組実験棟(2007年)。

<木造系>

「シャーウッド」

A:耐震「シャーウッド」2階。鹿島建設実験場。(2004年)

4.実大実験による揺れの抑制はどうか?

評価ランク

<鉄骨系>

(-):実大実験による公表は無いが、1階骨組のみの実験体により神戸波?に基づいた約90kineを3回実施。時間は約50秒という長さの実験においては地震動エネルギー吸収システム「シーカス」は同社の当時の耐震構造と比べて変形量2分の1以下と明示。

<木造系>

C+:神戸波818gal、90kineによる実大実験.「シャーウッド」1階床893galの揺れの時の2階床1434gal。つまり1階床に対して、2階の床は1.6倍の加速度の揺れ

5.過去の地震に対する建物被害状況の明示と結果は?

*地震の揺れによる被害

評価ランク

B+

2016年4月熊本地震において、県下の積水ハウス1万246棟について、人的被害や家屋の全半壊はゼロ(同社IR情報)。

6.震災時に対応が期待できる組織力は?

評価ランク A+
積水ハウスはフランチャイズではなく直営支店が札幌から鹿児島まで組織されていて、震災時のリスク分散や被災地外からの支援も国内TOPレベルにて十分見込める。

7.生き残れる企業力は?

評価ランク A+
積水ハウス株式会社の売上に対する経常利益率は連結決算にて9%以上。自己資本比率は50.5%。売り上げに対して戸建住宅が約18%前後シェア、賃貸住宅が約21%、不動産フィー事業約23%である。戸建住宅の割合が少ない事はリスク分散できているとも言える。直近の3年間では鉄骨戸建の請負棟数が減っている中、年4000戸以上の受注とまでなった木造「シャーウッド」に関しては、工場見学も含めた既存の営業展開力が成果に繋がっていると思われる。

 

この表を見て、あまり内容が分からなかった方は、先にこちらを見て頂ければ明確にご理解いただけると思います。

☞「2分でわかる!【本当に地震に強いハウスメーカーを選ぶ秘訣】ここだけ知っておけば惑わされない!」

 

これらの比較基準等を加味しながら、U-hmでは、住宅展示場を見学する際や土地探しをハウスメーカーに依頼すする際に、厳選したハウスメーカーと優善な担当者のみをご紹介する無料サービスを行っております。

 

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■解説と所感

 

1.過去の建物被害の大きかった地震波にて実大実験をしているか?

<鉄骨系><木造系>

 

積水ハウスが2007年に鉄骨造にて実大実験を行った神戸波(1995年)は最大速度(水平2成分ベクトルにて)105カイン、観測地の半径約200m以内の建物全壊・大破率は約2.5%の地震波です。

 

神戸波は周期1秒以内の短周期による強震でしたが、建物自体の固有周期は短周期(1秒以内)であっても、共振が激しくみられる揺れの周期は約1~2秒以内という事が分かってきています。

 

へーベルハウスが2015年に全壊率が約34.9%であった同じ1995年の神戸南部地震におけるJR鷹取駅の地震波を始め、2004年の新潟中越地震の川口町などの周期約1秒過ぎに大きな強振が襲った地震波で実験しています。(ただしへーベルハウスは軽量鉄骨の実験ではなく、重量鉄骨3階の実験です。)

 

上記理由から現時点では評価ランクをBとしています。

 

また、今後の地震波を予測した波形による実験も大切ですが、実際の地震波は東西、南北、上下と複雑な揺れとなります。

 

実際に建物被害の高かった過去の地震波を再現させた実大実験はやはり重要です。

 

是非、業界のリーディングカンパニーである積水ハウスには、2016年の熊本地震の益城町宮園の観測波による実大実験をして頂きたいと願います。

 

 

2.建物の余力を確認する実験ができているか?

<鉄骨系>

まず、皆さまにお伝えしたいのは、積水ハウスはu-hmの調べでは大手ハウスメーカーで初めて最大速度約160カインの実験を2007年に行い、明示しているという事です。

 

因みに、パナホーム(現パナソニック ホームズ)は2011年(約161カイン)、ダイワハウスは2013年(約175カイン)、へーベルハウスは2015年(約157カイン)、三井ホームは2016年(約183カインと約231カイン)です。(それぞれ実験内容が違うので、詳細はこのページの下部にある各ハウスメーカーの耐震性評価ランクの詳細からご覧ください。)

 

つまり、積水ハウスは大手ハウスメーカーに先駆け、地震波の加速度(ガル)よりも、より建物被害に関連性があるとされている高い数値の速度(160kineカイン)による実験を実施し、明示しているのです。まさにリーディングカンパニーと言えます。

 

評価ランクをAではなくBとしているのは、その実験は1995年の神戸波を増幅させた短周期帯に強震をさせた実験であり、同年JR鷹取駅の地震波や2004年の新潟中越地震の川口町の地震波の様な周期約1~2秒以内の強震ではないからです。

 

今後は、項目1で記述した様な熊本地震の益城町宮園の地震波等の実際に建物被害率の高かった地震波やそれを増幅した200kine以上での実大実験を実施し、詳細を明示されることを心待ちにしています。

 

「シャーウッド」

意外と知られてないのですが、木造の「シャーウッド」は年間4000棟を超え、これだけでも一つの大手住宅メーカーとなる施工実績があります。

 

近年木造系の住友林業や三井ホームも相次ぐ実大実験を行ってきています。

 

最新の「シャーウッド」も上記の様な最新の実大実験とその詳細明示を期待したいです。

 

 

3.実験体の参考度合は?

<鉄骨系>

他社がシンプルな総2階か、1階をどっしり大きくした試験体による実験をしている所が多い中で、入隅(壁面の引っ込みとでっぱりが生じる形)やオーバーハング(建物構造を階下よりも空中に出っ張らせた形)など、揺れが複雑化し不利となりそうな実験を行った事に、鉄骨造+制震システム「シーカス」に対して、積水ハウスの強い自信を感じます。

 

当然評価ランクはAとしました。

 

今後は3階建も項目2に記述の実大実験をして頂きたいです。

 

「シャーウッド」の実験も2階建で十分に参考になる試験体ですので評価Aとしています。

 

 

4.実大実験による揺れの抑制はどうか?

 

<鉄骨系>

現在、地震の揺れにて倒れない家という事は前提となってきております。

 

皆さまに再認識して頂きたいのは、家が倒れなくても、非常に多くの方が揺れによる人的且つ物的被害に遭われてきた事実があるという事です。

 

ハウスメーカーを選ぶ際にいかに住宅の揺れを抑えられる構造なのかも是非ご検討下さい。

 

構造の単体やパーツの実験も大切ですが、実際の地震動による力はより複雑に住宅を襲います。やはり実大実験による実証がイメージコマーシャルにお金を投下する以上に大事な事だと思います。

 

既に、ダイワハウス、ミサワホーム、トヨタホーム、スウェーデンハウスなどは、営業マンを介さずに、会社が直接お客様(皆さま)に伝達できる自社ホームページやカタログに実大実験の結果を明示しています。(詳しくは下の各メーカーの詳細頁にて)

 

2017年10月2日の確認ではパナホームも上記内容の明示を追加しています。

 

積水ハウスにも実大実験の実施をして頂き、少なくとも地盤面の加速度ガルと1階床面、2階床面の応答加速度の明示と、建物の変形量(変位)の明示をして頂く事を心待ちにしています。

 

現状は実大実験による詳細明示が公示物に無い為、評価は不明(-)としています。

 

詳細はありませんが、地震動エネルギー吸収システム「シーカス」は同社の耐震構造と比べて変形量2分の1以下と明示しています。

 

一般的には制震効果ありと言えます。

 

今後は新たな実大実験時に、揺れ幅や地盤面と2階床面における加速度の対比数字なども他社同様に公表して頂く事を願っております。

 

皆さまには、建物の揺れを少なくできる家は、自身や家族を守るだけでなく、補修費やメンテナンスコストも抑える事になるという事を分かって頂き、ハウスメーカーを選ばれる事をお薦め致します。

 

また、つい戸建販売戸数トップの積水ハウスにはより高望みをしてしまうのですが、今後オプションである免振システムを継続するのであれば、もっと低価格で皆様が導入できるような開発を期待したいです。

 

業界ではあまり取り上げられてませんが、2007年の新潟中越沖地震におけるK-NET柏崎の観測地では、周期2~3秒付近で300カインをも上回る最大速度が記録されています。

 

免振システムは長周期との共振が心配視されています。

 

もし、この地震波が高層建物だけでなく免振システムを襲った事を想定した実大実験による検証も、他の周期帯の強震と併せて、積水ハウスはじめ、どこかの住宅メーカーに願いたく、ここに記させて頂きます。

 

 

<木造系>

木造「シャーウッド」に関しては、ある程度具体的な数値が出ています。

 

ただし、神戸波に基づく揺れにて、1階床に対して2階の床が1.6倍の加速度ですが、他社と比較する為に地盤面加速度からすると2階の床面は1.75倍となります。

 

一般的工法よりは揺れを抑えてはいますが、u-hmにて掲載の他ハウスメーカーの方が優れていると言わざる負えません。

 

このままですと、私がもし家族に勧めるとしたらと考えても、制震システムの導入もあったほうが良いと思います。

 

この項目における実験年度が不明ですが、積水ハウスは「シャーウッド」の実大実験を公示しているのは2004年です。

 

かなり前ですので進化していると思いますが、上記内容において評価はC+としています。

 

既に、「シャーウッド」だけでも大手木造ハウスメーカーと言える実績があるので、近々に実大実験による揺れの抑制も実証し、詳細を公表して頂く事を心待ちにしています。

 

 

5.過去の地震に対する被害状況の明示と結果は?

 

*地震の揺れによる被害

まず皆さまにわかって頂きたいのは、この評価項目は各ハウスメーカーによって震災地の施工数が大きく違うという事、特に全壊率の高かった特定のエリアにどれだけの自社物件があったのかという事で、全・半壊実績が違ってくるので、単純比較ができないという事です。

 

また、過去において、自由設計の基準が現在よりも緩かったという事もあると思いますので、仮に過去に全半壊が生じた住宅メーカーが今も地震に弱いという訳ではありません。

 

その為に、各ハウスメーカーの上記項目1~4の内容をよくチェックし比較して頂きたいと思います。

 

それでも皆さまがやはり気になる項目だと思いますので、あくまでも参考としてこの評価項目を設けました。

 

積水ハウスに関しては、建物被害の大きかった2016年4月の熊本地震において、県下に1万棟以上も建っていた中で、全半壊ゼロを調査の上発表しています。

 

評価ランクはAに近い(B+)としています。

 

 

6.震災時に対応が期待できる組織力は?

 

皆さまには、ハウスメーカーを検討する上でこの項目も重要だという事を認識して頂きたいです。

 

実際の被災地の方のお話でわかった事ですが、震災後はとても普通の精神状況ではいられないという事です。

 

今までに経験した事の無い様な恐ろしく巨大な力による揺れに突然襲われ、建物が倒れていなくても周囲は惨状と化している中で、大きな余震は夜中も関係なく何度も襲ってくるのです。

 

不意にくる余震の度に、瞬時に不安に襲われ、最悪の事態が頭をよぎり、とても普通の精神状態ではいられないという事は、きっと体験者にしかわからない状況なのだと思います。

 

私が赴いた熊本県東区(益城町の隣)のボランティア先のお宅では、そのご主人は本震から1か月程経っていたのに眠れなく、お嬢様は余震がある度に泣き出してしょうがないとの事でした。

 

ご主人は精神的に本当におかしくなるとおっしゃいました。(詳しくは、「何故u-hmサービスを始めたのか?」にて

 

一方で、建てたハウスメーカーが点検に来て、「大丈夫です。異常ありません。」という言葉でどんなに心から安心できるものなのかという事も別のご家族の言葉からわかりました。

 

ハウスメーカーの耐震性を語る際に、単に建物が地震に強いだけでは駄目なのだと感じました。

 

被災地では、ハウスメーカーの社員やご家族も被災者となります。

 

その様な時に、被災エリア外から迅速にフォローできるのかどうかも、真に地震に強いハウスメーカーと言えるのではないでしょうか?

 

その意味において、積水ハウスはフランチャイズの様な別会社による販売店化では無く、直営部隊の拠点が国内TOPレベルにて広がっており、自社自体が震災被害を受ける際のリスク分散もされています。

 

今後の震災時に被災地エリア外から等の支援により、オーナー様のアフターフォロー機能が継続できる可能性が他社比較において高いと言えます。

 

当然ですが、評価はA+としています。

 

u-hmが今後、積水ハウスに期待したいのは、業界に先駆け、まず本社及び主要拠点の建物自体の高度な耐震性を確保し、その明示をされてはどうかという事です。

 

そして、仕事場の保全と同時に、通勤時の無防備な震災リスクを減らす為に、社員の通勤時間帯を計画的にずらす事です。

 

またこれはかなり長期的計画となりますが、社員の自宅自体も耐震性の確保ができる為の支援や補助です。

 

具体的には、景気の停滞や後退時に工場や施工現場の空白化を補う為に、社員に自社建てをキャンペーン価格にて推進したり、補助したりという事からでも良いと思いますが、それでも社員の自宅の耐震性強化には間に合わないと思われるので、耐震性の強いマンションの所得などの支援も無いと実現は程遠いのかと思います。

 

現在、u-hmが各社の決算説明文や中長期計画等を見る限り、自社の会社機能及び人的資産に関しての具体的な震災リスク対策を計上している会社は無いと思います。

 

内閣府は2015年に制作した「事業継続計画(BCP=Business Continuity Plan)」のガイドラインに基づき、震災時も含めて事業が継続できる為に各企業が独自にBCPを策定する事としておりますが、そのガイドラインには上記の様な本社や事業自体、社員宅自体の耐震性向上までは言及されていません。

 

耐震性と長期保証やメンテナンス性を訴求している会社として、真剣に上記の事に取り組む事により、既存のオーナー様は勿論、新規見込み客への訴求、社員満足の向上となり、これから就職を考える者や株主、取引先や金融機関などへの安心材料となのではないでしょうか?

 

そして、上記の事を提案したい理由は、もう一つあります。

 

今までもどの住宅メーカーや工務店も震災時にその被災地の社員が献身的に出社し、被災地に出向いてきたと思います。時にはそれは美談として扱われたりします。

 

しかし、それは組織集団上の精神的強制(義務感)などであってはなりません。やはり、まずは社員自身とその家族の安全確保が第一であります。

 

だた今までもそうであったように、制度的義務は無くても、人間は集団心理上も含めて、ついつい無理をして震災時に出社したりしてしまいがちです。

 

是非、会社機能及び社員やその家族の震災対策にも、より一層真剣に取り組んで頂き、大きな震災時も生き残り、すぐに機能できるような保全を率先して明示して頂きたいものです。

 

真に震災に強いハウスメーカーとして、次のステップに進んで頂きたいという勝手ながらこの業界をより良くしたいというU-hmからの切なる願いでもあります。

 

 

7.生き残れる企業力は?

 

どの会社も長期保証やメンテナンス体制を訴求しています。

 

今後の巨大な震災時にも生き残れ(項目6)、その会社自体も健全な経営状態が続かないと、その保証も充実したメンテナンス体制も無意味となってしまいます。

 

その点において、積水ハウスは名実ともに日本屈指の信頼できるハウスメーカーである事は言うまでもございません。

 

まさに勝ち組グループを牽引していると言え、当然の如くA+の評価としています。

 

 

u-hm株式会社

代 表 永     野

 

 

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各ハウスメーカーの耐震性の評価ランクと詳細はこちらから見る事ができます。

■へーベルハウスの耐震性評価ランクと比較詳細

■ダイワハウスの耐震性評価ランクと比較詳細

■パナソニック ホームズ(パナホーム)の耐震性評価ランクと比較詳細

■三井ホームの耐震性評価ランクと比較詳細

■ミサワホームの耐震性評価ランクと比較詳細

■住友林業の耐震性評価ランクと比較詳細

■一条工務店の耐震性評価ランクと比較詳細

■トヨタホームの耐震性評価ランクと比較詳細

■ヤマダ・エスバイエルホームの耐震性評価ランクと比較詳細

■スウェーデンハウスの耐震性評価ランクと比較詳細

■セキスイハイムの耐震性評価ランクと比較詳細

 

ご参考までにこちらもどうぞ。

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