3階建注文住宅のおすすめ【ハウスメーカー5選】特徴と価格相場

 

3階建の注文住宅を建てるのにおすすめのハウスメーカーがわからない。

そんな方が重視すべき5つのポイントがあります。

その5つのポイントをふまえた上で、おすすめできるハウスメーカーを5社に厳選して紹介します。

価格相場もわかるのでぜひ比較・検討してみてください。

 

こちらは、ユーム 永野がお伝えします。

 

■「幸せつづく家づくり」の探求者|ながけん(ユーム 永野 健一)の 簡易プロフィール

 

・1分1秒を争う業務厨房の動線設計及びHACCP(危害要因分析必須管理点)に基づく環境改善提案を5年

・大手ハウスメーカー(HM)時代を含めて、土地探し・家づくり支援を20年以上

・独立後、相談者が提案されたプラン・見積診断は1,000回以上提供

 

※業界初の注文住宅の本格的なオンライン・セカンドオピニオンサービスを提供する会社 u-hm株式会社 CEO

 

 

注文住宅で3階建を建てるならここがおすすめ!

ハウスメーカー5選 【特徴と価格相場】

この記事のポイント

 

3階建の注文住宅で重視すべき5つのポイントがわかる

・厳選したおすすめのハウスメーカー5社の強みや特徴を理解できる

・5社の価格相場もわかる

・5社以外の建築会社を選ぶ時の注意事項がわかる

 

 

これらが、人気サービスのご案内のあとスグわかります。

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目次 興味あるアンダーラインを押してください。

1.3階建の注文住宅を建てる際に重要な5つのポイント (全ての方必見)

 3階建て重要ポイント1 建物構造と設計対応力

 3階建て重要ポイント2 耐震性

 3階建て重要ポイント3 耐久性

 3階建て重要ポイント4 保証とアフターフォロー

 3階建て重要ポイント5 価格

アンダーラインの項目を選んでください。

 

2.注文住宅で3階建を安心して任せられるおすすめハウスメーカー5選

 

おすすめのハウスメーカー1 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)

  1 ヘーベルハウスの建物構造と設計対応力

  2 ヘーベルハウスの耐震性

  3 ヘーベルハウスの耐久性

  4 ヘーベルハウスの保証とアフターフォロー

おすすめのハウスメーカー2 住友林業

  1 住友林業の建物構造と設計対応力

  2 住友林業の耐震性

  3 住友林業の耐久性

  4 住友林業の保証とアフターフォロー

おすすめのハウスメーカー3 積水ハウス

  1 積水ハウスの建物構造と設計対応力

  2 積水ハウスの耐震性

  3 積水ハウスの耐久性

  4 積水ハウスの保証とアフターフォロー

おすすめのハウスメーカー4 パナソニック ホームズ

  1 パナソニックホームズの建物構造と設計対応力

  2 パナソニックホームズの耐震性

  3 パナソニックホームズの耐久性

  4 パナソニックホームズの保証とアフターフォロー

おすすめのハウスメーカー5 三井ホーム

  1 三井ホームの建物構造と設計対応力

  2 三井ホームの耐震性

  3 三井ホームの耐久性

  4 三井ホームの保証とアフターフォロー

3.おすすめハウスメーカー5社の価格相場

4.上記5社以外で建てる場合の注意事項

まとめ

 

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1.3階建の注文住宅を建てる際に重視したい5つのポイント

3階建ての注文住宅は2階建て以上に重要視したい5つのポイントがあります。

それは「建物構造」「耐震性」「耐久性」「保証とアフターフォロー」「価格」の5つです。

 

3階建て重要ポイント1  建物構造と設計対応力

2階建て以上に高さ制限斜線制限日影規制そして構造計算などにより、何かと間取りの制約を受けがちです。

狭小地はもちろん、広い土地でも間取りや家の形状への制約は2階建て以上にあります。

その中で、納得できる間取りの家を建てたい場合は、頑強な構造強度に裏付けされた空間の自由度がある建築会社を選びましょう。 

具体的には何㎝単位で建物の幅や高さを設計できるのかも直接確認することをおすすめします。

また計画地の全面道路が狭い場合や、隣地との空きスペースが少ない施工では、対応できる会社も限られますので、事前に確認しましょう。

 

 

3階建て重要ポイント2  耐震性

 

3階建の場合、2階建てと比べて基礎や1階部分への荷重が増えます。

柱や梁、外壁などの接合部分も増える傾向にあります。

大きな震災時では、そのジョイント部分への負荷も増しますので、揺れ幅をなるべく抑えられる構造がより安心です。

3階ならではの構造強度があり、実績もある会社を選ぶべきです。

 

 

ユーム 永野からのプロアドバイス

2009年10月防災科学技術研究所(E-ディフェンス)の耐震性実大実験にて、新耐震基準の約1.44倍の壁量を保持した3階建てが倒壊しました。

これは関係者が誰も予想していなかった結果で、当時はTVニュースでもかなり報道され話題となりました。

やはり、計算値以上に3階には負荷がかかると言え、いかに耐震性の余力があるかどうかが重要です。

また、内閣府の首都圏直下地震対策検討ワーキンググループが2013年12月に報告した内容では、もし首都圏にM7クラスの直下型地震が起きた場合、最大で412,000棟が火災で消失するとしており、耐火性能も重要ですので、耐震性と合わせて確認することをおすすめします。
ユーム代表 永野の顔写真

 

 

3階建て重要ポイント3  耐久性

3階建は2階以下の家に比べてメンテナンス費用が高くなりがちなため、耐久性もハウスメーカーを比較する際は優先的に抑えておきたいポイントです。

 

何故メンテナンス費用が高くなるかと言うと、外壁も内部構造や各設備の配管などもジョイント部分が多くなるからです。

また、屋根や外壁、外部板金や窓廻りの防水などの補修には、足場を組む必要があり、3階の場合はその費用が高くなるからです。

家が長持ちして長期保証があるから安心というだけでなく、メンテナンス費用を抑えられるほどの耐久性がある建築会社を選ぶべきです。

 

 

 

ユーム 永野からのプロアドバイス

鉄骨も木造もRCコンクリート住宅も壁内結露対策が耐久性のためには重要となります。

壁内結露とは、簡単に説明すると暖かい空気が例えば冷えたコップに触れるとそこで結露する現象が建物の壁の中で起こることです。

普段は目に見えない空気内に含まれる水の分子は、冬に室内が22度前後で暖かいと、家の外側との気圧差による空気の流れ(正確には室外の空気が壁の中に入る部分と室内から出る空気の移動)により、壁の中を室内の暖かい空気が通過して寒い外側に向かいます。

その際に、壁の中の温度が低い場所があると、気体で保てなくなり(空気中の水蒸気が飽和状態となり=露点となり)、結露となるわけです。

震災時に、この壁内結露により木が腐っていたり、(コンクリート内の鉄筋も含む)鉄や接合金物が錆びていたりすると、被害が大きくなります。

この対策は、主に3つです。

・壁の中になるべく湿気を入れない工夫

・(それでも気圧差で目に見えない水の分子は壁内に入るので)壁内をなるべく冷やさないこと(温度が低い場所に空気が触れると、露点=水蒸気の飽和となり、結露するので)

・壁内の通気

 

今回おすすめの5社はこの壁内結露対策をとっておりますが、各社によりその内容も違いますので、よく確認しましょう。ユーム代表 永野の顔写真

 

 

3階建て重要ポイント4  保証やアフターフォロー

長く住む注文住宅だからこそ、新築時だけではなく長期的なサポートの仕組みが整ったハウスメーカーを選びたいものです。

保証期間や保証内容は各社異なるため注意が必要となります。

特に引き渡し30年以降の保証内容はハウスメーカーによって変わるため、抑えておきたいポイントの1つです。

 

また、住宅における緊急のトラブルが発生した場合の対応方法も重要です。

取り敢えずて的なカスタマーズサービスではなく、臨機応変にアフターフォローが可能な組織力ある会社を選びましょう。

 

 

 

ユーム 永野からの現場レポート

 

保証やアフターは要らない!30年保証も要らないとネットで話している建築士や自称専門家もいますが要注意です。

実家も自宅もそうですが、やはり住んでみて10年、20年と築年数がかさむほどに何かと相談したり、頼りたくなることは増えます。

当時の実家を建てた会社は既に潰れてしまっていましたが、2,3のリフォーム会社に補修の相談をしましたが、各社の補修提案もその必要性の説明もバラバラで何が正しいのかがわかりづらかったです。

その建物を一番知っているその会社の専門スタッフに相談できるのは心強いものです。

 

 

3階建て重要ポイント5  価格

3階建ての場合、2階建てよりも価格が高くなることが多いです。

 

建築会社によっては3階建てでも安く提供している会社もありますが、その構造強度や耐久性などは十分に注意してください。

 

2階建て以上に、構造強度や各部位の耐久性が必要なため、一定以上には安くできないのが現状と言えます。

 

30年に1度などのメンテナンスサイクルで家の状態を維持できるのであれば、かえってコストを抑えられることもあり得ます。

 

先述した4つのポイントを踏まえた上で、提示される価格が性能に合っているかどうかを見極めることが重要です。

 

 

 

ユーム永野より プロアドバイス

計画地が法22条区域、準防火地域、防火地域のいずれなのかで価格は大きく変わってきますので注意が必要です。

のちほど価格相場の章でお伝えします。

 

2.注文住宅で3階建を安心して任せられるおすすめハウスメーカー5選

3階建の注文住宅を建てる際に重視すべき5つのポイントをお伝えしました。

それを踏まえた上で、安心して建築を依頼できるハウスメーカーはどこか。

おすすめは次の5社です。

 

  • 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
  • 住友林業
  • 積水ハウス
  • パナソニック ホームズ
  • 三井ホーム

   

この5社は狭小住宅においても豊富な実績があるため、都市部で3階建の注文住宅を検討されている方にも適しています。

また、斜線制限の厳しいエリアにおいても柔軟な対応力が光ります。

 

それでは各社の建物構造と設計対応力・耐震性と耐久力・保証やアフターフォロー、そして坪単価の目安を抑えていきましょう。

5社は50音順でご案内のあとスグ紹介しております。

 

※この5社以外で建てる場合の注意事項はコチラ

 

※ 「設計自由度」と「閑静」希望別の3階建て向けの土地探し・購入 【用途地域と注意点】はコチラ

ハウスメーカー選び完了!7社検討の末【選んだ理由と断った要因実例】はコチラ

 

 

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おすすめハウスメーカー1: 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)

へーベルハウスは、その家に住む前から、そして住んだ後も顧客に愛され、顧客(オーナー)自らファン「へーべリアン」であることを誇りに思うような業界屈指のブランド力ある会社です。

日本初の工業化3階建て住宅を誕生させたのもへーベルハウスです。

それ以来、敷地の限られた都市部で広さや明るさに満足できる3階建てを得意としています。

間取りの難易度が高い3階建ての二世帯住宅賃貸併用の3階建てなどの実績も多いです。

 

そんなヘーベルハウスの3階建ての特徴についてさらに詳しく触れていきましょう。 

 

1 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)の建物構造と設計対応力

ヘーベルハウスの3階(4階)建ては、ビルに使用されるラーメン構造を進化させ、独自のALCコンクリート(ヘーベル)を6面に採用した重量鉄骨・システムラーメン構造です。

ヘーベルハウスは1981年に業界で初めてその構造を住宅に取り入れ、実績に裏付けされたノウハウを蓄積しています。

 

ちなみに「ラーメン」とは、ドイツ語で骨組みや枠を意味し、建築業界では柱と梁で造られた強固なフレームを「ラーメン構造」と呼びます。

 

重量鉄骨の柱と梁の接合によって生み出させる強固な構造躰体が家全体を守ると同時に、内側に大きな「無柱空間」を実現して、間取りの自由なプランニングをも可能にします。

 

「ヘーベルハウス テラ クラフト」という商品は、空間にタテの自由をもたせることにより快適な住まいを叶えてくれます。

「カット & ゲーブル」や「FREX」では斜線制限に合わせて角度ある屋根勾配により、敷地条件をぎりぎりまで活用した空間提案が可能です。

 

耐震性を損なうことなく吹抜けとしたり、耐力壁で途切れる事なく水平ラインを演出する連続開口を設けることもできます。

ベランダや居室を階下よりも張り出して、2階や3階の屋内面積を広げることも得意としています。

柱間最大6.4mのワイドスパン構造で複数台の駐車スペースも確保できます。

また、屋上バルコニーの実績もかなり前よりあり、防水や太陽熱の遮熱性能、断熱性能も進化させています。

また重鉄骨の柱をコラムカプラで分けることにより、従来の通し柱では資材搬入が厳しい敷地でも建築可能となっています。

外壁ラインは約30.5㎝きざみの設計となります。

 

 

 

2 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)の耐震性

阪神淡路大震災の時に、へーベルハウスの3階建て「フレックス」は、震度7のエリアを含む兵庫県一体に400棟を超えてが建っていましたが、1棟も倒壊しませんでした

ALCコンクリート(ヘーベル)を6面に採用し、その当時の強度をさらに高めているのがへーベルハウスの3階(4階)建て重量鉄骨・システムラーメン構造です。

 

建物荷重を支える基礎は、主筋8本を使用した頑強なカゴ状にして補強して、二重コンクリート構造を形成。重量鉄骨の柱直下の基礎コンクリ―ト内には、大きな震災時にズレを抑え基礎コンクリートと一体化させる凹凸のあるアンカーボルトを4本配置し、さらにカゴ状で補強を加えて基礎コンクリートと重量鉄骨柱を緊結しています。

その基礎と柱のアンカーボルトなどの接合部に生じる隙間にはグラウトモルタルを圧入することで、基礎と重量鉄骨柱をより一体化させています。

 

特に柱の梁を接合させる部分は、重量鉄骨角柱の厚さを22㎜確保しており、そこにダイナミックコネクタ(梁の接合部プレート厚19㎜)を高力ボルトで緊結します。

一本の通し柱とせずに、柱と柱をコラムカプラと高力ボルトで同強度で柱同志を接合しています。

 

ラーメン構造の場合、2階建てでも制震システムを採用していないハウスメーカーもあるなか、業界で最初にその構造を住宅に採用したへーベルハウスは、制震は必要と分析して2階も3階も標準仕様としています。

それがオイルダンパー制震システムである「サイレス」です。

 

「サイレス」は、鋼製パネルと2本のオイルダンパーを組み合わせており、万が一の地震の際も、建物の揺れ幅を小さくし、躰体にかかる負荷を軽減することができます。

独自の研究と実験実証により、大きな地震が連続できてもそれが機能するように工夫しています。

 

2015年8月には「E-ディフェンス」という世界最大の実験施設にて耐震性能実証実験を実施。

これは大手ハウスメーカーで初めての3階建て住宅の実大実験で、制震システム「サイレス」も実装しています。

 

この時使用されたのは実験用の特別モデルではなく、実際の住宅を想定した基礎を含む3階建ての2棟です。

面積・間取り・基礎部などを忠実に再現し、さらに錘を載せることでリアルな居住環境に近づくよう調整が図られています。

 実験では4日間にわたって、震度7相当の地震23回を含む計10種の地震波が与え続けました。

同じ震度7でも建物被害率が高いとされる周期での地震動も含めて連続加振を実施しても、基礎や基礎と重量鉄骨のジョイント部分を含む構造躯体をはじめ、外部内部ともに大きな損傷が無かったのが特筆すべきところです。

また、へーベルハウスは大地震にて建物が変形する際に、外壁が躯体に完全に固定されているとひび割れや脱落の原因となることから、ロッキング工法を採用しています。

これは外壁にロッキング(回転)機構を持たせることで、外壁に力が直接加わることを抑制し、外壁の脱落や損傷を防ぐものです。

その過酷の実大実験においても、ロッキング工法が機能して、外壁が脱落したり著しく損傷したりすることがなかったことを確認しています。

 

さらに、床・壁・屋根に用いるALCコンクリ―ト・へーベルは内部に補強鉄筋を縦横に配することで、耐震性の一助としている点もへーベルハウスの特徴です。

その床のへーベル板と鉄骨梁を剛床金物で緊結して目地モルタルを充填して一体化した剛床としています。

床部分の筋交いが不要で、地震などの外力に対し、床面変形を抑制することができます。

 

免振システムも選ぶことも可能です。

 

もう一つ重要な耐火性能に関してです。

へーベルハウスでは、防火エリアで使用する耐火構造のALCコンクリート・へーベルを全棟に標準採用しており、それがロッキング工法と接着性と柔軟性が高いウレタンシーリング材により滑落や損傷、大きな隙間を削減し、地震時の同時多発火災などにおいても、その高い耐火性能が期待できるのも特徴です。

 

ヘーベルハウスの耐震性について興味のある方は、コチラの記事をご覧ください。

 

 

 

3 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)の耐久性

ヘーベルハウスは耐久性にも優れており、基本構造を60年間メンテナンスフリーとしています。

基本躰体構造とは、連続布基礎・主要鉄骨・床と壁、屋根のALCコンクリート・ヘーベルを指しています。

 

基礎は大規模な補修を不要とする予定期間が約65年の強固なコンクリ―トを使用。

主要な鉄骨には、2層構造(1層目リン酸亜鉛処理+2層目カチオン電着塗装)の錆対策により60年以上の耐久性を実現しています。

独自のALCコンクリート・へーベルは、築40年の同社施工の家から回収したものにて強度試験を実施。

新築時と同様の4.3tの力に耐え、同時のものでも強度の劣化がないことが確認されており、現在その床・壁・屋根のへーベル版の耐久性は60年以上としています。

 

れ以外にも、シート防水システム・屋根材・外壁塗装などの耐用年数も30年以上であるため、メンテナンス費用を抑える工夫をしています。

 

2階建て以上に足場費用がががる3階の場合は、外壁の耐久性も重要です。

特に鉄骨系やサイディングを外壁に使用する場合、その外壁パネルを付け合せる部分にシーリングが必要となり、そこのメンテナンスが一般的には15年から20年後ほどで必要となります。

へーベルの場合は、まず工場でへーベル板に下塗り塗装による制度が高い一次防水を施工。

へーベル板の間には現場でシーリングを施した後、シーリングを含めて、中塗り層と上塗り層の2層の吹付けを実施。

十分な厚さと水と紫外線に強い塗膜層を施すことで、60年間に1階の塗り替えで外壁の美観と防水性を維持できるようにしています。

 

また光媒体コーティングであるデュラ光は外壁面に付着した汚れを自動洗浄するため、30年間メンテナンスが不要としています。

 

30年後も現場で再塗装することできるため、きれいな外観を保ち続けることができます。

 

 

4 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)の保証とアフターフォロー

2019年11月1日からの新築請負契約を対象に、お引き渡し後の定期点検サービスの無償提供期間を、従来の30年間から60年間に延長しています。

主な点検内容は基礎・外壁・防水の安全・耐久性などです。

入居後は3か月後、1年目・2年目・5年目・以降5年毎、60年目まで実施されます。

20年目又は30年目以降は有償による点検が多い中で、画期的と言えます。

 

ヘーベルハウスは「ロングライフ住宅」という、新築時に頑丈につくって管理をしっかりと行うことで永く住み続けることをモットーとしています。

「ロングライフ保証」としては、構造耐力上主要な部分初期保証は30年です。

また雨水の侵入を防止する部分も初期保証は30年です。

 

 構造耐力上主要な部分及び、雨水の浸入を防止する部分については30年目以降の定期点検および有償補修を10年毎に行うことで保証を最大60年まで継続可能です。

 

また、定期点検時以外にも住まいのことでトラブルが生じたり、相談事があったりする場合には、24時間受付のへーべリアンセンターという窓口が対応してくれます。

 

おすすめハウスメーカー2: 住友林業

住友林業は木造住宅を牽引し続け、木造の良さを生かし、従来の木造住宅では成し得なかった構造強度を研究開発し続けている会社です。

 

住友林業にはPROUDIO(プラウディオ)という3・4階建て用の商品があります。

狭小地の3階建もさることながら、二世帯用・賃貸併用などの実績も豊富です。

さらには店舗併用の4階建てなども注力しています。

3階建ての木造住宅ならではのデザイン力にも定評があります。

そんな住友林業についてより詳しく見ていきましょう。

 

 

1 住友林業の建物構造と設計対応力

 住友林業の3階(4階)構造は「BF(ビッグフレーム)構法」です。

BF・ビッグフレーム構法とは、高層ビルに使用される重量鉄骨のラーメン構造を、木質梁勝ちラーメン構造として開発、日本において木造住宅で初めて実現させた、住友林業独自のものです。

住友林業のBF(ビッグフレーム)構法は木質梁勝ちラーメン構造のため、通し柱の制約がなく、柱や壁の位置を各階ごとに自由に配置することが可能です。

 

このビッグフレーム構造は耐震性に優れているだけでなく、通し柱の制約がないため、プランの自由度が高まるという強みもあります。

 

具体的には、

・開放的な吹抜け空間

・抜け感を演出するコーナーサッシ

サッシを連続させる大開口

最大1.82mの張り出し、下の空間をカーポートやテラスにしても、上の空間はバルコニーや居住空間として利用できるキャンティレバー

・ビッグコラムは長方形柱のため室内に重量鉄骨の柱型が出るようなことはなく、すっきりとした空間を実現

 

インナーガレージ幅は最大5.2mですので、それほど大きな開口とは言えませんが、

・10m高さ制限や斜線制限にも柔軟に対応

ミリ単位で敷地スペースを有効利用

 

以上のような3階建てでも自由な設計対応力が住友林業の特徴です。

 

 

2 住友林業の耐震性

住友林業は3階建ての実物大実験を実施しています。

阪神・淡路大震災の震度7を20回、東日本大震災の震度7を2回と、計22回の揺れを加え、その強度を実証しています。

 

確かに、ユームが推奨している熊本地震益城町のような建物被害率がより高い地震波での実験はまだですが、同実験では震度7の揺れを22回、震度4~6弱の揺れを224回にわたって実験モデルに与え、繰り返す地震に対しても構造躰体の耐震性は維持され続けたことが確認されています。

 

BF(ビッグフレーム)構法の主要構造材には、一般的な105mm角の柱の約5倍もある560mm幅のビッグコラム(大断面集成柱)を使用。

ビッグコラムの幅560mmの大きな柱を主要構造材として使用するのが特徴で、柱と柱、柱と梁の接合部を独自の金属で固定しています。

ビッグコラムと梁の接合強度を検証する加力実験の結果、建築基準法の最高壁倍率5.0をはるかに超える壁倍率22.4相当の許容水平耐力を確認しています。

同実験では、幅1m高さ3mの耐力壁の壁倍率5.0の変形量が4㎜に対して、ビックゴラム0.9㎜のみの変形量です。

耐力壁部分のみの数値とはいえ、変形量は震災時に大きく影響するので、これは今までの木造の常識を遥かに超えるを数値と言えます。

 

さらに、ビッグコラムの接合金物を2倍にすることで壁倍率33.6相当に、ビッグコラムを2本重ねて配置することで壁倍率44.8相当にすることで、壁をさらに少なくすることが可能となり、制約の多い土地でも間取りの自由度が高まり、開放感が広がります。

 

震災時などの隣家からのもらい火に対しても、従来の木造の耐火性能を進化させ、準防火地域や防火地域の3階・4階建てにも対応可能です。

 

住友林業の耐震性についてより詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください。

 

 

3 住友林業の耐久性

 

住友林業は高耐久にこだわっています。

各部位の耐用年数は、ベタ基礎75年以上、構造躯体75年以上、外壁下地60年以上(モルタル仕様の場合)、外壁塗装30年以上、バルコニー防水30年以上、屋根防水30年以上、屋根材30年以上としています。

 

特に耐久性に対しての壁内結露対策は重要ですが、壁体内の湿気は、格子状のきづれパネルの通気層から屋外へ排出することで壁の健康状態を保つように工夫しています。

 

また白蟻(シロアリ)対策として、地面と接する全面を鉄筋コンクリートにしたべた基礎を採用。このべた基礎と特殊フィルムが、地面からの湿気はもちろん、シロアリの侵入も防いでいます。

さらに建物の周囲に埋設したパイプに薬剤を注入。外周からシロアリの侵入を阻止し、10年目以降にはそのパイプに薬剤を注入できるメンテナンス性も考慮しています。 

 

 

4 住友林業の保証とアフターフォロー

 住友林業では「初期保証30年」に基づき、構造躯体や防水が30年間保証されています。(30年間は長期優良住宅の認定を受けた住宅の場合で、そうでない場合は20年)

 

引き渡し後には無料の点検が3か月、1年、2年、5年、10年、15年、20年、25年のタイミングで実施され、30年以降は10年ごとに60年まで有料点検が行われます。

 

こうした定期点検時以外にも、住宅における緊急トラブルなどが生じた際は24時間365日稼働しているコールセンターに相談することも可能です。

 

おすすめハウスメーカー3: 積水ハウス

積水ハウスはまさに業界のリーディングカンパニーとして、構造も生活提案も研究開発を続けている会社です。

積水ハウスにはBIENA(ビエナ)という3・4階建ての商品があります。

「スローリビング」をモチーフにしたビエナは「空を感じる暮らし」「自然を取り込む暮らし」「クルマとつながる暮らし」「多世帯を快適にする暮らし」「敷地をフル活用する暮らし」「収益力をプラスする4階建ての暮らし」など、多種多様なニーズに応え、心地よい暮らしを叶える優れた住宅です。

 

言うまでもなく、3階建ての実績は豊富ですが、特に最近は自社で設立した「住生活研究所」からのフィードバックを基にした提案力に定評があります。

 

賃貸併用住宅、店舗併用住宅、二世帯住宅の実績も業界トップレベルです。

 

それでは積水ハウスのビエナについてより詳しく紹介していきましょう。

 

 

 1 積水ハウスの建物構造と設計対応力

 積水ハウスの3階(4階)建ては重量鉄骨による「フレキシブルβシステム」です。

フレキシブルβシステムの特徴を一言で表すと、「重量鉄骨の強さと今までに無い設計自由度の両立」です。

 

これは今までの鉄骨ラーメン構造とは違い、通し柱が要らない梁勝ち構造により実現可能となっています。

 

単なる梁勝ち構造やBOX型の鉄骨とも違い、主要な鉄骨柱部分を2つに分散することにより、よりフレキシブルに柱位置を設計できる画期的なものです。

 

これによりコーナー窓も可能となっています。

 

従来のものよりも柱の幅を約2倍にし、強度も2.5倍となった「WHコラム」を採用することにより大きな開口が可能となった結果、開放的なスペースを確保することも可能としています。

 

また「WHビーム」という強度が高められた梁は最大9mスパンの柱のない大空間を生み出します。

 

天井の高さも2m21㎝、2m41㎝、2m60㎝とフレキシブルに設計可能です。

1階の天井部分を柱なく最大で2.5mほど張り出せるので、屋根付きの駐車場として、その上を2階3階の居室とすることも可能です。

 

3階(4階)では道路斜線や北側斜線などの影響を受けることが多いのですが、積水ハウスは、マルチ斜線システムにより、二方向の屋根勾配を下げて対応することも可能です。

 

建物の外壁ラインも約25㎝きざみで設計が可能です。

 

安全性を高めることでプランの自由度を犠牲にせず、その両方を叶えることができる、それが積水ハウスの3階(4階)建ての大きな強みです。

 

 

2 積水ハウスの耐震性

積水ハウスは耐震性に関して、「高さ60mの高層ビルと同じ耐震基準で設計される住まいが、家族を守ります。」と伝えています。

世界初※の重量鉄骨梁勝ちラーメン構造「フレキシブルβシステム」にて、大地震の強烈な揺れにも粘り強く支えます。

※工業化住宅としては世界初の梁勝ちラーメン構造

 

3階、4階に関しては、完全な実物大実験の公表はなく、本を出版しているようなホームインスペクター(住宅診断士)の方で、鉄骨は一度曲がると基に戻らないが木造は粘りが強く、一部壊れても補修できると指摘していますが、空間構造体モデルの振動実験や、柱と梁の接合部の強度実験、柱脚部曲げ強度実験も繰り返し実験してその安全性を確認しています。

 

また、その柱や梁の接合部には高層ビル建築に用いられる特殊鋼製のハイテンションボルトで緊結しています。

 

大地震時には、構造躰体と大型鉄筋コンクリート布基礎でエネルギーを吸収して安全性を確保します。

 

また都市型3階建て住宅として壁体の耐震性を高めるために、耐水性、耐候性、耐久性に優れた複合壁体「SC25セラミックウォール」も選べます。

これは外壁と躯体の取り付けに超高層ビルと同じメカニズムを持つロッキング式カーテンウォール工法を採用しています。

地震時の揺れに対し外壁がロッキング(回転運動)して追従し、外力を受け流す仕組みです。

接合箇所に外力が集中しないので、外壁のひび割れや脱落被害を大幅に軽減できるのが特徴です。

その事により、大きな震災時に懸念される隣家からのもらい火に対しても耐火性がある外壁により二次被害を防ぐ効果も期待できます。

 

免振システムも以前より開発済みで選ぶことも可能です。

 

準防火・防火地域での実績も多く、高い耐火性能を保持しています。

 

積水ハウスの耐震性についてさらに理解を深めたい方はコチラの記事が参考になります。

 

 

3 積水ハウスの耐久性

構造躯体の劣化に直結するのが、壁内結露による構造部分や接合部分の錆や腐朽による劣化です。

 

積水ハウスは、まずは断熱材の室内側に防湿効果の高い防湿シートを採用して室内からの湿気が壁の中への流入を抑えることで壁体内の結露を発生しにくくしています。

それでも、気圧差による壁内への水分子の侵入に備えて、鉄骨柱の外側も断熱材を施すことにより、夏の湿気を帯びた熱気と冬の冷気が鉄骨柱に直接触れないように工夫しており、室内と外壁内、特に鉄骨との著しい温度差による室内結露を抑制しています。

 

さらに積水ハウスは壁体内通気工法により、断熱の外側を通気させることで、壁体内の湿度を外側に逃がす工夫をしています。

 

鉄骨造で意外と見落としがちなのは、基礎と1階床の間の温度(気圧差)による結露です。

これに関しても、冬に暖房で暖まった床内部表層が、かなり冷えた鉄の床梁(大引き部)と直接触れないように、その鉄骨の上に独自の断熱材を施工して、その上を木の根太としています。

その根太の周囲にも断熱を施すことで、床を支える鉄骨の冷たさを1階床に伝えないので断熱性の増加と同時に、基礎と床の温度(気圧)差による結露も防いでいると言えます。

 

天井に関しても、敷き詰めにくい鉄骨梁の下に、直接天井があるのではなく、専用の断熱材を充填し、天井全体を覆っています。

これも断熱性を高めているのは当然ですが、最上階と天井裏の温度差(気圧差)による結露の防止ともなっています。

 

その他、鉄骨及び接合部材の錆対策も、昔からの研究により、独自の工夫が施されています。

 

積水ハウスの外壁には「タフクリア- 30」が施されており、従来の外壁塗り替え時期の目安とされる約15年から2倍の約30年へと、メンテナンスサイクルを延長させることに成功しています。


外壁のつなぎ部分の目地には高耐久「シーリング30」を使用し、目地材のうち替えサイクルも大幅な延長を実現しています。

ただ長持ちするだけではなく、外壁の汚れ対策として、「超浸水仕様」と、分解作用及び超浸水作用の2つの効果を持つ「ハイブリッド光触媒仕様」も用意されています。

どちらも汚れがつきにくく、ついた汚れはセルフクリーニング機能で雨が自然に洗い流します。

ハイブリッド光触媒仕様では、藻やカビの繁殖も抑えます。

特筆すべきは、北海道から宮古島まで全国7ヶ所に試験場を設け、屋外で暴露実験を実施。さまざまな自然環境のもとで部材の耐久性を検証していることです。

 


ちなみに、昨今は大型台風の被害も大きいですが、積水ハウスの外壁は、最大瞬間風速60m/秒の室戸台風クラスの暴風にも余裕で耐えられる性能を備えていることを、実験で実証済みです。

また、飛来物に対する対衝動性や、気候の変化に対する耐候性の強さも、実験で確認しています。

 

 

 4 積水ハウスの保証とアフターフォロー

 積水ハウスは構造躰体と雨水侵入防止部分について「初期30年保証」があります。

 

30年以降についてもユートラスシステムという積水ハウス独自の保証があり、有料点検・工事を行うことによって10年間の再保証が繰り返されるようになっています。

つまり、お住まいが続く限り、保証を継続できるのが特徴です。

また保証期間が過ぎた物件に対しても、有料点検・有償補修を行うことで、10年ごとの再保証がずっと継続できる安心の保証システムです。

 

また、長期にわたって定期的な点検サービスを実施しています。

選任スタッフが、お引渡し後3ヶ月・1年・2年・5年・10年・15年・20年・25年にご自宅に訪問。

それぞれの時期にあわせた定期点検を実施し、必要に応じて手直しや補修を行います。

もちろん、定期点検時以外にも、メンテナンスの相談や不具合の発生などカスタマーズセンターのサポートが受けられます。

 

全国各地に設置されたカスタマーズセンターには、従業員の約10%に当たる1,450人(2018年4月時点)が従事しており、積水ハウス居住者のリクエストや悩みに応えてくれます。

 

 

おすすめハウスメーカー4: パナソニック ホームズ

パナソニック ホームズは親会社の住宅関連商品を製造するパナソニックと連携して、Iot化にも注力している会社です。

 

ナソニック ホームズの3階建てにはVieuno(ビューノ)3E/Sという商品があります。

 

単なる軽量鉄骨ではなく、高層ビルの耐震技術「座屈拘束」の原理を戸建住宅用にダウンサイズした「アタックフレーム」を採用しています。

 

パナソニック ホームズは独自の重量鉄骨構造にて、9階建てまでを商品化していますので、3階、4階でもこちらも選べます。

 

一般的な重量鉄骨構造では鉄骨同士の結合部に溶接を用いていますが、溶接の精度は施工者の熟練度に頼るところが大きく、均一な精度の保持が困難でした。

そこで「ビューノ」では独自のボルト構法を採用することで工業化住宅としてシステム化しています。

 

それ故に、他の大手ハウスメーカー以上の多層階における二世帯+賃貸併用や店舗経営などの多種多様なニーズに応えられます。

 

もちろん、3階4階建て注文住宅の実績も豊富です。

 

 

 1 パナソニック ホームズの建物構造と設計対応力

 パナソニック ホームズの住居系3階建ては制震鉄骨軸組構造(HS構法)です。

柱と柱の間に斜めに2本のアタックダンパーを入れることで、建物の変形を抑え、地震の力を熱エネルギーに変えながら「耐震と制震」のダブル効果を発揮するものです。

このパナソニック ホームズ独自の「制震鉄骨軸組構造」は、道路斜線や日影規制をより柔軟にクリアし、敷地を有効に活用できる「マルチモジュールシステム」を採用しており、以下のことが可能となります。

・世界最小(2018年12月調べ)の15cm設計モジュールによって高さも幅も15㎝きざみで設計可能。建ぺい率や容積率を最大限に活用

狭い道路でも施工が可能

柱間を6mとした広い空間

吹き抜け

・2階の一部を空中に張り出すオーバーハング

斜線に合わせた屋根形状

・柱が壁内に収まるスッキリとした空間提案

その他、同構法による商品「Vieuno(ビューノ)3E/S」にはホームエレベーターが標準装備されています。

 

なお、より大きな開口を設けたい方には、パナソニック ホームズの重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)がおすすめです。

同構法による商品「ビューノ」は柱と柱の間隔を柱15㎝角の場合は最大6.3m、30㎝角の場合は最大10.8mまで可能。大きな空間や2台以上のガレージが必要な場合に効果を発揮します。

また「ビューノ」では、最大で3.6mのオーバーハングが可能です。

オーバーハングとは、建物の上部を張り出してその下を軒付の空間にする設計のことです。

2階部分を張り出せば、その下は屋根付きで柱も壁もなく出し入れのしやすいオープンガレージになります。

また標準天井高は2.39mですが、一階の天井高を最大4mにしたり、中間層を2.84m、最上階を最大3.14m(8.9階部分は最大2.54m)とすることも可能です。

 

この重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)においても「マルチモジュールシステム」を採用しています。

90㎝の基本モジュールと業界最小の15㎝サブモジュールにより、高さも幅も15㎝きざみで設計が可能となります。

3階建てであれば、無足場工法により、敷地境界からわずか30㎝の隙間があれば施工可能です。(4階建ての場合は40㎝、5~7階建ての場合は50㎝、8、9階は別途)

また、斜線制限や日影規制に対応して2層や2方向に渡って、斜め状の屋根(勾配架構)が設計可能です。

 

 

 2 パナソニック ホームズの耐震性

 地震大国である日本において巨大地震にも倒壊しないことは前提とし、ゆがむことすら防ぐことを目指しているのが、パナソニック ホームズです。

 

2011年(旧パナホーム時代)にはHS構法の2階建ての耐震実験を行いました。

この際、同住宅に加えられたのは東日本大震災築館波1.8倍、阪神淡路大震災神戸波の4.3倍に匹敵するエネルギー量の振動。

結果として一部のタイルのひび割れや瓦の割れなどを除き、構造体の交換が必要となるような大きな損傷は確認されませんでした。

 

この優れた耐震性を支える技術の1つが、独自開発された「アタックフレーム」という高耐力制震フレームです。

柱と柱の間に斜めに2本のアタックダンパーを入れることで、建物の変形を抑え、地震の力を熱エネルギーに変えながら「耐震と制震」のダブル効果を発揮するものです。

3階建ての実大実験はまだですが、東日本大震災築館波1.2倍に相当する変形試験を180回繰り返しましたが、耐力性能はほとんど低下しないことが実証されています。

そのアタックフレームは、パナソニック ホームズの3階建て商品「Vieuno(ビューノ)3E/S」に搭載されています。

特筆するべきところは、プランによりますが、1階部分だけではなく、2階、そして3階部分までその制震アタックフレームが実装されることです。

 

また、重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)による商品名「ビューの」も選べます。

これは基本的に4階までとする大手ハウスメーカーが多い中で、工業化住宅初の3〜9階建まで対応可能とした技術です。

 

詳細な実験内容の公表はないものの、独自のボルト構法により、強さ、空間対応力、高層化を両立しています。

「ビューノ」の重量鉄骨構造は、高層ビルにも採用されている純ラーメン構造に独自の技術を加えて開発。

とくに接合部分は精度が安定しにくい現場溶接工事をなくし、スプリットティーによる高力ボルト接合※を採用し、地震に負けない高精度・高品質を実現としています。

※柱頭と柱脚部には一部工場での溶接接合もありますが、溶接部は徹底した全数品質検査を実施。

※プランニングによりスプリットティーを使用しない場合もあり。

外壁の取り付けには、超高層ビルと同じ考え方のカーテンウォール工法を採用し、地震の横揺れやねじれにも柔軟に追従できるとしています。

 

パナソニックホームズ耐震性についてより詳しく知りたい方は、コチラの記事でご覧いただけます。

 

 

 3 パナソニックホームズの耐久性

 パナソニックホームズは優れた技術により、各所の30年以上の耐用年数を実現しています。

具体的な耐用年数は、鉄筋コンクリート布基礎は60年以上、鉄骨60年以上、外壁タイル60年以上、バルコニーシート防水30年以上、屋根材30年以上としています。

 

「Vieuno(ビューノ)3E/S」の具体的な耐久対策は次のとおりです。

外壁に使用されるセルフクリーニング効果や空気浄化機能を併せ持つキラテックシリーズという光媒体タイルは、メンテナンスの手間も軽減でき、パナソニックホームズが誇る登録商標の1つとなります。

 

柱と梁には水や酸素を確実に遮断する粉体塗装を、外壁(外装パネル)を構成する枠材には腐食しにくい合金めっき処理を施しています。

アタックダンパーの斜材プレートや基礎上で建物を支える鋼製束、や一階床を支える鋼製大引も合金めっき処理を採用。

これらの粉体塗装合金めっき処理を施した鋼材を耐腐食性と耐湿性の複合サイクル試験にて、塩水噴霧→湿潤→乾燥を繰り返し実施し、劣化していないか性能をチェック済みです。

これは通常行われる塩水噴霧のみの試験に比べて厳しい試験で、確かな品質を証明しています。

 

また家の耐久性に大きく影響する壁内結露に関しても独自の対策をしています。

まず室内側はパナソニック ホームズ独自の調湿石膏ボードとその裏側【壁内側)の防湿シートで、極力壁内への湿気の入り込みを防いでいます。

それでも冬には外と室内の気圧差で壁内に空気の移動が生じて、その壁の中で暖かい空気が冷たい場所に触れると露点となり結露する可能があります。

そこで、壁内を外側に向かって暖かい空気が通過したとしても、鉄骨の周囲に断熱を施し、鉄の冷えにその暖気触れることによる結露(露点温度の降下)対策をしています。

さらに、壁内通気も断熱材と防湿シートの外側に通気層を設けて、壁内の湿度を下げる工夫をしています。

つまり、夏場の湿気を含む空気が壁内通気経由で直接断熱材に触れないようにしているのがパナソニック ホームズの壁内通気の特徴です。

 

鉄骨と言っても、白蟻(シロアリ)対策も施しています。

基礎下部には防蟻・防湿シートとパナソニック独自の基礎断熱の隙間には防儀材を充填しています。

 

 

4 パナソニックホームズの保証とアフターフォロー

 

パナソニック ホームズは、21019年10月より工業化住宅の中で最長の初期保証『35年あんしん初期保証を開始しました。

具体的にはタイル外壁、陶器瓦などの住宅を対象に、構造上耐力上主要な部分が35年の初期保証、防水は30年の初期保証となります。

 

ただし、注意点として以下の条件付きとなります。

※[外壁]タイル貼り・天然石貼り[屋根葺材]陶器瓦・軽量瓦(高耐候仕様)・シート防水(フラット屋根)の建物が対象

※屋根に太陽光パネルを搭載している建物も対象となります。

※天窓(勾配屋根用)を採用した建物は対象外となります。

引渡しの日から19年経過後20年満了するまでの間に、当社が指定する有料メンテナンス工事(シート防水の全面増し貼り・外部露出目地のシーリング打替え)を実施することが条件となります。

引渡しの日から10年経過後35年満了するまでの間に、当社が指定する業者の防蟻有料メンテナンス工事を実施せず、業者による保証を受けない期間は、虫害に起因する不具合は免責となります。

 

これにより、60年長期保証延長システムも下記の様に実施されます。

有料メンテナンス工事の実施を条件に、構造上耐力上主要な部分が35年の初期保証がまず5年延長となり、防水は10年延長となります。

以後は引渡しから40年後、50年後の有料メンテナンス工事を条件に60年まで保証が延長されるものです。

 

 パナソニックホームズには最長60年間の長期メンテナンスサポートがあります。

最初の2年は引き渡し後の3か月・1年・2年に定期点検が行われ、10年目以降は5年ごとにフレッシュアップ点検が実施されます。

35年あんしん初期保証の場合は40年目点検より、従来の20年あんしん初期保証の場合は25年目点検より有料点検となります。

 

住まいの緊急トラブルについては、「生涯おつきあいシステム」のもと、24時間365日稼働の受付サービスが応えます。

こうした充実したアフターフォローもパナソニック ホームズの強みの1つです。

 

おすすめハウスメーカー5: 三井ホーム

 三井ホームは1974年の設立以来、日本においてツーバイフォー工法(木造)のリーディングカンパニーとして実績を積み重ねた会社です。

 

木造枠組壁工法を進化させた「プレミアムモノコック構法」による3・4階建てに対応できる商品が豊富に取り揃えています。

  • トロワ: パリのアパルトマンをイメージしたエレガントモダンな家
  • L.T: スキップフロアがリズミカルにつながる家
  • アバン・トロワ: 都市に暮らしに心地よさとゆとりをもたらす住宅
  • アバン・リッシュ:  パブリックとプライベートの両立を実現させる2つの顔を持つ家
  • クレセール: 都市部での住み心地を高める住宅
  • ウィズ・レント: 賃貸併用の豊かな暮らしを実現する家

さまざまなバリエーションの3階建てが可能なデザイン力が三井ホームの特徴です。

 

また3階建てを含めた戸建て医院建築の実績は業界NO1であり、3階の賃貸住宅も他の木造住宅よりもあります。

 

さらに詳しく見ていきましょう。

 

 

1 三井ホームの建物構造と設計対応力

 三井ホームの3階(4階)建ては木造2×6(ツー・バイ・シックス)工法を進化させた「プレミアム・モノコック構法」です。

住宅でいうモノコックとは、6面を一体化することによる強固な構造体です。

床・壁・屋根の6面体の各主要部分に、従来の2倍以上の高密度配筋による「マットスラブ」(基礎)、継ぎ目がなく外部からの火、熱、音、水、衝撃から住まいを守る「ブロック・アンド・シームレスウォール(BSウオール)(壁)・高断熱と高耐力を両立した「ダブルシールドパネルDSP」(屋根)を採用して、より強固な6面体(モノコック構造)としています。

 

その「プレミアムモノコック構法」により、以下のような設計が可能です。

タイルから耐久性ある吹付けまでの豊富な外観

・大開口の吹抜け

・スキップフロアやロフトなどの4層、5層空間

「Gフレーム」による最大約7.3mの大開口。壁一面を窓にして半戸外感覚のオープンリビングや、車を3台並べて停められるビルトインガレージなど

・屋根材「DSP」が強固な構造材のため、斜線制限ぎりぎりまでを斜め状に有効活用でき、且つ、それが高断熱パネルも兼ねているため、構造材の内側に断熱層の必要が無く、内部空間もより広く確保

・「Gウオール」の採用により、50畳以上の大空間の実現

斜め状の敷地に合わせた外壁設計

・隣地との距離が無い場合での外壁建て起こし施工

 

など、従来の木造2×4工法や2×6工法よりも、設計自由度が高いのが特徴です。

 

また、北米では4・5階建はもちろん6階建も建てられている木造枠組壁工法に三井ホームの独自技術を融合させた「multis・4(マルティスフォー)」は大手住宅メーカー初木造耐火4階建て」商品も展開しています。

 

 

 2 三井ホームの耐震性

 三井ホームの「プレミアム・モノコック構法」は耐震性にも優れています。

 

実際にこれまで日本で観測された5回の震度7の地震後に、三井ホームは住宅被害状況全棟調査を行っていますが、構造躯体の損傷はほとんど見られず、家具などの転倒も少なかったことが確認されています。

 

2016年には国立研究開発法人土木研究所にて3階建の耐震実大実験を実施。

このとき使用されたモデルには加振最大加速度4,176gal・加振最大速度183kineの振動が与えられ、震度7の連続加振回数は29回にも及びます。

しかし同モデルはこれだけ強い揺れにも耐え抜き、繰り返す大きな地震にもその強度を実証しています。

 

木造でありながら、耐火性能も高く準防火地域はもちろん、防火地域でも3階だけでなく、4階建ての耐火建築も可能です。

 

また大型台風による大きな被害が発生しているなかで、三井ホームの外壁下地であるスーパーファインクリートは、耐衝撃性試験にて、8㎏の鉄の塊を3mの高さから落下させても損傷は見られませんでした。台風などによる飛散物に対しても強い外壁と言えます。

 

免振システムも大手ハウスメーカーに先駆けて研究開発済みで、選ぶことも可能です。

三井ホームの耐震性についてさらに詳しく知りたい方はコチラの記事を参考にしてください。

 

 

 3 三井ホームの耐久性

木材は繊維飽和点(含水率約28%)以下に乾燥させると、水の通り道であるピット(壁孔)が閉じ、煮沸しない限りピットは開きません。

そのため、木材の中に水が浸入しにくくなります。

三井ホームが主な構造材として使用しているKD材は、カナダの製材工場で含水率19%以下に乾燥させています。

さらに、施工中や後に、含水率が18%近くになると未乾燥材に比べ圧縮強度が約2倍になり、反りや変形の可能性が減少します。

 

木造で心配なのはシロアリ対策です。

三井ホームでは二重のシロアリ対策をしています。

主に1階以下に被害を与える「ヤマトシロアリ」と建物全体に大きな被害を及ぼす「イエシロアリ」への対策です。

床下全面を継ぎ目なく鉄筋コンクリートで覆うマットスラブがシロアリの侵入を防ぎます。

その基礎の配管貫通部には防蟻機能をもったコーキングを施し、基礎の下には地域に合わせた防蟻処理も行います。

また、1階床土台にインサイジング加工及び加圧注入等による防腐・防蟻処理を行い、さらに基礎天端から+1mの構造材部分にまで薬剤処理を施しています。

 

また家の耐久性に大きく影響する壁内結露に関しても独自の対策をしています。

まず室内側はべーパーバリアで湿気が壁内に入ることを大幅に削減しています。

それでも冬には外と室内の気圧差で壁内に空気の移動が生じて、その壁の中で暖かい空気が冷たい場所に触れると露点となり結露する可能があります。

そこで三井ホームでは、暖かい空気がに入ったとしても、断熱材内で結露をすることを防ぐために、冷たい冷気が直接断熱に触れないように調湿効果がある木枠材と構造用合板の外側を通気させる壁内通気工法を採用しています。

これにより、暖かい日の雨後の上昇気流により湿気がその壁内通気を通った時も、断熱材内に直接その湿気が入りこまないように工夫しています。

 

その他、基礎の劣化を防ぐMFコートワン、板金の劣化を防ぐフッ素塗装、床を支える鋼製束の電解溶着による錆対策、外部から構造材を接合する構造用金物の錆対策マグネシウム合金メッキ、耐火や耐水性に優れた外壁下地のスーパーファインクリート、さらにその下地の裏(壁内側)には、防水シートをタッカーなどで取り付ける際の小さな穴からの浸水を防ぐために、釘穴シール性を高めたVFシート、同じく釘穴シール性が非常に高く、マイナス5度の冷気の硬化などで劣化しにくい耐久性30年以上の屋根防水Mルーフィングなど、長持ちするだけはなく、メンテナンスコストの軽減となる工夫を施しています。

三井ホームでは、35年後、50年後のメンテナンス費用の抑制にこだわり、そのシミュレーションも積極的に提示しています。

 

 

 4 三井ホームの保証とアフターフォロー

 三井ホームには「キープウェル」という建物長期サポートシステムがあります。

これには、30年保証システムと60年点検システムがあります。

 

30年保証システムとは、基礎・構造躯体・防水・防蟻の初期保証は10年、10年ごとに必要なメンテナンス工事を実施することにより、その主要な基礎と構造躯体については最長30年の保証されるものです。

防水や白蟻(アリ)の保証は、その後も基本的に10年ごとの有料メンテナンス工事の実施により、50年、60年以降も延長が可能です。(防蟻はエリアによっては5年ごと)

最近では初期保証を30年や35年とする大手ハウスメーカーも増えているなかで、三井ホームは基本的に耐久性を保つためには10年ごとの点検とメンテナンスを重要視していますが、引渡しから35年間、またそれ以降のメンテナンス費用を比べた時にそのコストを低くできるとしています。

 

また、60年点検システムは、引き渡し後の3か月訪問に加えて2年・5年・10年・20年30年目に行われる無料の定期点検によって、家のアフターフォローが行われるのです(40年・50年・60年にも有料の定期点検を実施)。

 

日常生活において住宅でトラブルが生じた場合には、365日24時間常駐しているオペレーターにサポートしてもらうことができます。

 

 

3.おすすめハウスメーカー5社の価格相場

上記5社に3階建ての建築を依頼する場合、建築費用はいかほどになるでしょうか。

こちらでは準防火地域を仮定し、延床面積40坪・70坪の2パターンの価格相場をお伝えします。

値引き前の金額となります。

 

 

■3階建の価格相場

 

 

坪単価(値引き前・税抜き)

ハウスメーカー

※下段は直近の3階価格に関する各社のニュースリリース

延床面積40坪

延床面積70坪

旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)

100万円~

90万円~

住友林業

100万円~

90万円~

積水ハウス
プライバシーと、日常に自然を感じる生活鉄骨3・4階建て 都市型戸建住宅「REGNUM COURT」
・商品名 : ビエナ、ベレオ・プラス(フレキシブルβシステム)
・価格 : 3.3㎡(約1坪)当たり90万円から(本体のみ・税抜)
・発売日 : 2019年11月1日

100万円~

 

90万円~

パナソニック ホームズ

100万円~

90万円~

三井ホーム

2016年発表「クレセール・フォレスト シティ」

Roof Top Gardenタイプの本体工事価格
施工床面積あたり坪単価78.3万円~(税抜き)

100万円~

90万円~

上記の金額に加えて、付帯工事と諸費用が40坪の場合は700万円~、70坪の場合は800万円か~かかるとお考えください(敷地状況やご要望によります)。

 

どの会社も同じじゃないかと思われるかもしれませんが、これは値引前の相場です。

実際の契約時の価格は、各社の構造や仕様にとって経済的な設計となっているかどうかで違ってきます。

 

 

【ユーム 永野から現場レポート】

坪単価に含まれるものは、各社によって違いがあります。

敷地調査料や設計料や基本的な付帯工事費用が建物坪単価に含まれる場合とそうではない場合もあります。

2階建てと比べて、3階建て(4階建て)は各社の提案次第で価格は大きく変わることが多いです。

特に注意していただきたいのは、計画地が準防火地域、防火地域のいずれかで価格は大きく変わってくることです。

一つの目安は準防火地域よりも防火地域の場合、坪単価が5~10万円ほどあがることが多いということです。

 

※ 「設計自由度」と「閑静」希望別の3階建て向けの土地探し・購入 【用途地域と注意点】はコチラ

ハウスメーカー選び完了!7社検討の末【選んだ理由と断った要因実例】はコチラ

4.上記5社以外で建てる場合の注意事項

この記事の読者の中にはすでに3階建注文住宅の計画を進めており、こちらで紹介した5社以外を検討されている方もいることでしょう。

 

上記に掲載した5社の中から選ぶにせよ、他のハウスメーカーを検討するにせよ、3階建て注文住宅を依頼するハウスメーカー選びで重要なことは、先述の通り「建物構造」「耐震性」「耐久性」「保証とアフターフォロー」「価格」という5つのポイントを抑え、比較してみることです。

 

この5つのポイントで満足できる家ならば、長きにわたって満足できるマイホームでの暮らしを送れる可能性が高まります。

 

反対にいかに建設費用が安くとも、他の4つのポイントで懸念材料があると、結局のところメンテナンスなどのトータルコストが高くつく、あるいは居住開始後に気になる点が見つかってもすぐに対応してもらえない、などの問題に頭を抱えてしまうかもしれません。

 

長い期間生活を送るマイホームだからこそ、将来を見据えた上でハウスメーカーを選択することが重要と言えるでしょう。

 

まとめ

 

3階建注文住宅の建築を依頼するハウスメーカーを選ぶ際は、「建物構造」「耐震性」「耐久性」「保証とアフターフォロー」「金額」の5つのポイントを重視することが重要です。

 

この5つの観点から、こちらの記事では旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)・住友林業・積水ハウス・パナソニックホームズ・三井ホームの5社をおすすめできるハウスメーカーとして紹介しました。

 

こちらの5社以外を検討される際も、ぜひ上記5つのポイントを念頭に候補を絞ってみてください。

 

 

【ユーム 永野からプロアドバイス】

アフターフォロー組織力の重要性を痛感

熊本地震後のボランティア先や現地の人から聞いたことです。

すぐに停電となって、真っ暗な中で、家具が倒れ、ガラスがあちこちで割れ散っているなかで、夜中に何回も大きな地震が襲ってきた!

すぐに何日も電気もガスも水も止まった!

まさか、ここに(熊本)こんな大きな地震が来るとは、しかも2度の震度7が襲ってくるとは思わなかった!

家の周囲もぐちゃぐちゃで酷い状況です、平行間隔もおかしくなった!

実際に家は倒れなかったけど、家の中も外もぐちゃぐちゃで、また大きなのが来たら(この家も)駄目かも!

 

家が倒れていなくても、普通の精神状態ではいられなくなるのだと、現地ではじめて知りました。

 

そんな時に明暗を分けたのは、

家を建てた建築会社が早い段階で点検に来たところとまったくそれが無かったところです。

 

熊本地震でも大阪とか東京から点検に来てくれたと言って、それがどんなに家族にとってありがたかったかという言葉を色々と聞きました。

 

震災時は、その家を建てた現地の建築会社も被災者です。

 

やはり、他の県から応援に駆けつけてくれるような、

できれば、フランチャイズではなく、スグに統率が取れる直営部隊のネットワークが全国にあるような会社がより安心だと言えます。

少なくとも、お住まいの数県隣にもその建築会社の直営部隊が相当数あるとより安心です。

 

企業力の重要性を痛感

これも熊本地震の最後のボランティア先での実話です。

鉄骨造のお住まいの、大きな敷地内にあった別の建物(2棟)が全壊していたので、妻やボランティアメンバーでその片付けのお手伝いでした。

実際に今住んでいるそのお住まいも傾いていて、建てた会社は倒産していて、点検も頼めないとのことでした。

地元のリフォーム屋さんも全然動けない状況で、修理できますと他県ナンバーの車が回ってきたらしいですが、とても高い金額を言われたらしいです。

やはり、建築した会社が潰れないということも大切だと実感しました。

長期保証やアフターフォローを継続してくれるような、その会社も震災時でも企業の機能が生き残れるような、そんな建築会社を選んでいただきたいと思います。

 

3階建ては特に営業担当と設計士次第

3階建ての実績が多い営業担当者や設計士かどうかで、提案内容も変わってきます。

まずは、本当に頼れる営業担当者を探し、その担当の力で3階の実績も豊富で優秀な設計士を段取りしてもらいましょう。

 

将来の資産価値のために

私も賃貸を運営しており、賃貸や併用住宅のご相談をいただくことも多いですが、今後勝ち抜くためには、【高耐震・耐久賃貸】や【高耐震・制震賃貸】というコンセプトが最低限必要と考えています。

(あくまでもそれは最低限の仕様で、築年数が重なっても勝ち続けるためのノウハウに関しては、当サービスを通じてご相談ください。)

 

 

厳選5社のモデルハウスを見学してみたいという方の メリットはコチラです。

おすすめのハウスメーカーの優秀な担当者から提案を受けたいという方の特典は コチラです。

 

以下でみなさんが参考にしている記事やサービスをご紹介します。

 

※ 「設計自由度」と「閑静」希望別の3階建て向けの土地探し・購入 【用途地域と注意点】はコチラ

ハウスメーカー選び完了!7社検討の末【選んだ理由と断った要因実例】はコチラ

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土地探しの3つの落とし穴とは?

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残りの20%は個別の状況次第ですが、後悔せずに家を建てる方法の8割はこの記事にあると言えます。

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ユーム代表 永野とは?

 

ユーム代表 永野の簡易プロフィール

 

・1分1秒を争う業務厨房の動線設計
及び
HACCP(危害要因分析必須管理点)
に基づく環境改善提案を5年

 

・大手ハウスメーカー時代を含めて、
土地探し・家づくり支援を20年以上

 

※注文住宅のセカンドオピニオン提供(全国対応) u-hm株式会社 CEO

 

 

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