今月、三井ホームが三井不動産の完全子会社となる方向で同意したことが発表されました。
昨年度、パナホームがパナソニックの完全子会社となったことに引き続き、大手ハウスメーカーも生き残りをかけて、色々な動きが出ています。
何故かこの数日間、アクセスが急上昇しているのは、「ハウスメーカーが潰れた場合の被害状況。4つの危機が同時に来る2019年問題とは?(記事はコチラ)」という記事です。
ウチの実家を建てたハウスメーカーももう存在しておりません。
当時の有名な会社の一つでしたが、地震に強く、60年以上は長持ちすると営業マンに言われて、新築。
結局、リフォームか迷った末、リフォームだと地震対策が弱いということと今後もメンテナンス費用が重なるということで、築28年で建替えとなりました。
父親はオールキャッシュで、頑強な家に建替えできただけスゴイと思いますが、これからの時代、定年後にそんな余力を残すこと自体、ますます厳しくなります。
今の時代もどのハウスメーカーも、工務店も60年、100年以上長持ちすると言います。
メンテナンス費用も安い。
最長60年保証などとPR合戦の時代です。
果たして本当なのでしょうか?
2025年には今よりも年間で30万戸前後の新築が無くなると推測されています。
各社リフォームに力を入れてますが、そこも既に競争が激しい。
個人的には、海外進出で成功するかどうかがカギだと思っています。
各社、その動きを進めていて、積水ハウスや住友林業など成功路線に入っている感があります。
逆に、大手や住宅展示場に出店しているハウスメーカーの中でも、海外進出が弱かったり、その余力が無い企業は今までと違う事業転換をしていかないと厳しいのではと考えています。
(詳しくは、生き残れるハウスメーカーは? 評価ランクで比較)
大きな震災時のフォローや長期保証も企業に余力がないと十分な対応ができません。
将来、急にお金が必要となって、家を売りたい、貸したいとなった時に、その施工会社が潰れてしまっていては、資産価値が急落してしまします。
みなさんには、定年後に建替えの必要がなく、メンテナンス費用を抑えられる家を建てて頂きたいと願っております。
ナガケン
追記
ウチの実家は、とても地震に強い家に建替えました。
将来、親の状況により、一緒に住むにしても、施設に入るにしても、万が一売却や賃貸する時に安心できる資産価値となると言えます。
何よりも、地震が来ても安心というのは、家族にとって心強い限りで、実家に帰る度にその話が出ます。