こんばんは。 ユーム永野です。
3連休中日(私は3連勤中日です。)
みなさんはいかがお過ごしですか?
今日は樹木希林さんが(昨夜)亡くなられたというとても悲しいニュースやら、10代からずば抜けてダンスの練習をしていた安室奈美恵さんの引退という悲しさと祝福の複雑な気持ちやら、とても面白い新しいプロジェクトの芽が出て嬉しいやらで色々な日です。
さて、TVで北海地震で停電と給水ストップに遭われた方が、なんと毎日必ず、お風呂に水を貯めたまま寝てて、とても助かったということを知りました。
ただ実際に妻も私もお風呂に水を毎日貯めておくのは浴槽のぬめりなど掃除の面で抵抗があります。(最近のお風呂掃除担当は僕なので)
お手伝いさせて頂いているユーザーさんから設備の選び方のご相談の時にお伝えしてますが、オール電化にした場合に、エコキュート(電気給湯器)を選ぶと、370Lとか460Lとかのタンク容量があるのですね。
実はこれが震災時に大きい。
外のタンクの下に水栓コックがあって、これをひねると水(又はお湯)が出ます。
水が泊まっても、トイレも流せますし、エコキュートのメーカーさんは飲み水に使用しないでと書いてますが、僕だったらイザ飲むものが無くなったら飲んじゃいます(自己責任でお願いします)。
だいたい、370リットル分のペットボトルを備蓄用に置いて置けないですよね。
2リットルのペットボトルが185本分ですよ。
僕には本音で言い合える東京ガスの友達もいますが、給湯器に関しては災害対策としては、今の所電気に分があると思っています。
■ガス給湯器(エコジョーズ)のメリット・デメリット
<メリット>
※低下Ⅰ00万円ほどのハイブリッド給湯器などはタンクがついてますが除外しています。
・エコキュート(高効率電気温水器)と比べると5万~10万ほど安い。
・省スペース良い
・水圧が強い
・基本的に使用時しか、音は鳴らない。
<デメリット>
・震災時など電気よりもガスの復旧に時間がかかることが多い。
・瞬間湯沸かし器は、水(お湯)の貯蓄機能が無い。
■電気給湯器(エコキュート)のメリット・デメリット
<メリット>
・オール電化にすると、現状は、深夜電力の安い金額で1日分のお湯を沸かせる
・震災時に満タンであれば370リッター前後の水(お湯)が利用できる可能性が高い。※熊本にボランティアに行った時のお宅では、タンクが斜めに倒れかかったが、外の吐水口からお湯が出て助かったとのことでした。
<デメリット>
・ガス給湯器よりは5万円~10万円高くなる。
・オール電化の場合、昼にお湯切れで沸き増しすると、昼の高い電気代を使用することになる。
・オール電化の場合、夜中にお湯を沸かす際に、長時間エアコンの室外機のような音が鳴る。外は当然、場所によったは自宅の寝室内や近隣の室内にも音が聞こえてしまう。
・メンテナンススペースを含めるとガス給湯器よりも数倍の面積が必要となる。※幅が約1m80cm、奥行が約80cmほど。スリムタイムの場合は奥行45㎝ほどでも対応できるものも。自宅の外壁から隣地までのミニマムなスペースは一般的には50㎝(隣地の許可などを得て、もっと隣接しているところもありますが)です。
・水圧がガスと比べると少ない。(高圧式もあります。)
・室外機から温風が出る。
もし、エコキュートを選ぶ場合は、特に音や恩風、将来のメンテナンス動線を含めた設置場所を十分に配慮しましょう。
隣から音や熱風でクレームが来てからの移動は大変ですし、近隣との関係も悪化しかねません。
その他に、震災時の太陽光に関しては、停電の場合にその機能が正常に動けば、非常用電源のみ利用可能です。
その場合でも、日中の晴れたときに、1500W(パワコンディスショナによっては750W)ほどですので、電子レンジや携帯の充電などに使用できますが、エアコンや冷蔵庫などを同時利用は難しいです。
夏は扇風機、冬は電気を少し使う石油ストーブが使えるは大きいですね。
曇りの場合は、使用できる容量が減る可能性もあります。
太陽光と蓄電池を設置をしていれば、例えば3.5kwの太陽光発電に蓄電容量5kwちょっとの蓄電地の場合で、生活に2kw使ったとすると、単純計算上では約1.5kwが蓄電池に充電されることになります。
給湯機や太陽光などは、災害時のこともがんが得て、取捨選択したいものですが、建物自体が地震に強く、震災直後もそれらの機能が損傷しないということが前提となります。
後悔しない家づくりを。
ユーム 永野
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