能登半島地震の被災地支援に行っており、一旦新規ご相談をストップしておりましたが、2月8日~再開いたします。
被災者の方の住み替え、建替えのご相談は無料で受けております。上の人気サービス>初期相談無料よりご連絡ください。
2024年2月6日 ながけん( 永野 健一 )
どうも ながけん( ユーム 永 野 ) です。
ヤマダ電機グループのヤマダホームズに関してです。
※2018年10月1日ヤマダ・エスバイエルホーム は 株式会社ヤマダホームズと社名変更となっています。
ユームは、何かを少し我慢してでも、本当に地震に強く、将来のメンテナンス費用を抑えられる家を建てたいという方を 無料サポートしています。
ヤマダホームズ(旧ヤマダ・エスバイエルホーム)は本当に地震に強いのか?の検証です。
なお、ヤマダホームズは株式会社ヤマダ・ウッドハウス、ハウジングワークス株式会社、エスバイ・エル住工株式会社が合併しておりますが、耐震性においてはエス・バイ・エルの構造を基に評価しております。
具体的に次の点に関して説明致します。
・ヤマダホームズ(旧ヤマダ エスバイエルホーム)の耐震性
・震災時の対応能力
・長期保証を継続できるかどうかの企業力
早速目次からどうぞ。
※経営状況を除き、2024.6.25に更新しました。
■「幸せつづく家づくりの探求者」 ながけん (ユーム 永野 健一)の 簡易プロフィール
◎優秀と言われる設計士・営業担当 以上のアドバイス でなければ意味がないと思う方の相談役
・1分1秒を争う業務厨房の動線設計及びHACCP(危害要因分析必須管理点)に基づく改善提案を5年 ・大手ハウスメーカー時代を含めて、土地探し・家づくり支援を20年以上 ・相談者が提案されたプラン・見積の分析改善案の提供は1,000回以上
【幸せつづく家づくりコンサル|ながけん】 空間デザイン心理士/耐震実測マイスター/木構造マイスター準一級/整理収納アドバイザー一級/住宅収納スペシャリスト/風水片付けコンサルタント/ こんまり®︎流片づけコンサルタント養成講座修了生/住宅建築コーディネーター ※業界初の注文住宅の本格的なオンライン・セカンドオピニオンサービスを提供する会社 u-hm株式会社 CEO
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まずは、下の表の評価ランクだけをざっと見て、次の【解説と所感】の太文字だけもご覧いただければ約2分で重要ポイントがわかります。
■ヤマダホームズ(旧ヤマダエスバイエル S×L)耐震性評価ランクとその詳細
※スマホにて表が見れる様にしている為、PCですと細長に表組されてます事をご容赦ください。
ヤマダホームズ(旧エスバイエル S×L)耐震性7項目評価比較ランク※経営状況を除き、2024.6.25に更新しました。 | |
1.過去の建物被害の大きかった地震波にて実大実験をしているか? | |
評価ランク | B |
<木質系> 「S×L構法(S×Lシグマ):木質接着パネル」 B:1995年神戸南部地震神戸海洋気象台観測波?※以後神戸波(2001年) 「木造軸組パネル工法(Felidia)」 (-):実大実験の詳細明示無し。 「2×6工法(Felidia2×6)」 (-):実大実験の明示無し。 | |
2.建物の余力を確認する実験ができているか? | |
評価ランク | C |
<木質系> 「S×L構法(S×Lシグマ):木質接着パネル」 C:100kine×3回。1,198ガル(神戸波微増?2001年) 建物への影響は最小限に抑えられ、窓や建具にも大きな損傷無を確認。 「木造軸組パネル工法(Felidia)」 (-):実睦大実験の詳細明示無し。 「2×6工法(Felidia2×6)」 (-):実大実験の詳細明示無し。 | |
3.実験体の参考度合は? | |
評価ランク | A |
<木造系> 「S×L構法(S×Lシグマ):木質接着パネル」 A:2階建てだが1階部分が大きい。(国立科学技術研究所。2001年) 「木造軸組パネル工法(Felidia)」 (-):実睦大実験の詳細明示無し。 「2×6工法(Felidia2×6)」 (-):実睦大実験の詳細明示無し。 | |
4.実大実験による揺れの抑制はどうか? | |
評価ランク | ― |
<木造系> 「S×L構法(S×Lシグマ):木質接着パネル」 C:上記の実験にて2階の床部分の変位は30mm。 「木造軸組パネル工法(Felidia)」 C:詳細な公表はないが実大実験を実施。延床面積40坪2階建てにて、地震動BCJ-L2波(震度6強程度)に対して2階の床部分の変位は89mm。 「2×6工法(Felidia2×6)」 (-):実大実験の明示無し。 | |
5.過去の地震に対する被害状況の明示と結果は?*地震の揺れによる被害 | |
評価ランク | B |
阪神淡路大震災において全・半壊の被害は無しと明示。 | |
6.震災時に対応が期待できる組織力は? | |
評価ランク | B+ |
ヤマダホームズは関東・近畿の主要部分は本社直営であるが、全国的にみるとフランチャイズも多い。 | |
7.生き残れる企業力は? | |
評価ランク | C |
親会社のヤマダホールディングスの住建事業のひとつであるヤマダホームズは、2021年2月にヤマダレオハウスとヤマダ不動産を吸収合併。 住建事業全体では、上記合併の他、2020年9月にヒノキヤグループを完全子会社化。 |
この表を見て、あまり内容が分からなかった方は、先にこちらを見ていただければ明確にご理解いただけると思います。
⇒「ここだけ知っておけば惑わされない!【本当に地震に強いハウスメーカーを選ぶ秘訣】」
※上記表の解説と所感はご案内の後すぐ。
▼みんなが参考にしている人気記事
■住宅展示場見学のコツ
■ココだけの土地探しの必勝法!
■おすすめのハウスメーカーは?
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■ハウスメーカー比較の為の解説と所感 |
太字とだけで約1分でポイントがわかります。
1.過去の建物被害の大きかった地震波にて実大実験をしているか?
ヤマダホームズ(旧エスバイエルホーム)が実大実験を行った実験波の詳細な明示はありません。
表現から1995年の神戸南部地震の神戸波と推測されます。
最大速度(2成分PGV)105カイン、観測地の半径約200m以内の建物全壊・大破率は約3.2%の地震波です。
周期1秒以内の短周期に強震のピークが来た地震です。
建物自体の固有周期は短周期(1秒以内)であっても、共振が激しくみられる揺れの周期は約1~2秒以内という事が分かってきており、残念ながらその様な建物被害率の高かった地震波による実験がなされていません。
一方でヘーベルハウスは2015年、三井ホームは2016年に、全壊率が約34.9%であった同じ兵庫県南部地震におけるJR鷹取駅の地震波や同約18.0%の2004年新潟県中越地震の川口町の地震波など、周期約1秒過ぎに大きな強振が襲い、建物被害が大きくなってしまった実際の地震波にて実大実験を実施しています。
そのことと比較するとヤマダホームズの実証性は弱いため、評価ランクをBとしております。
同社には2016年の熊本地震の益城町宮園の観測波等による建物被害率の高かった実際の地震波にて3次元振動の実大実験をしていただき、その詳細を明示していただくことを願いたいです。
※上記観測地のカイン数は2方向水平ベクトルの和にて表示しています。その他に3成分による数値など若干数値の違いが生じますが、評価に変更を及ぼす違いではございません。
※木造も鉄骨造の低層住宅は、建物本来の固有周期は短周期帯です。
実際に能登半島地震では短周期帯での大きな建物被害が見られます。
その点では1秒以下に卓越(強震)する地震動における実大実験も重要ではあります。
また、免振システムは長周期帯に卓越する実大実験による免振性能の実証が重要です。
※重要な補足最近、ハウスメーカーや工務店の営業トークで、「ウチ熊本地震の地震でも倒壊はありませんでした!というものが横行しているようですが、熊本、益城町でもどの場所にその会社の自社物件が何件建っていたかを確認された方が良いです。 熊本の益城町でも、その町内のなかでも被害の度合がエリアによって分かれているからです。
また、「熊本の益城町の地震波で実大実験しているからウチなら大丈夫です。」と断言している営業も散見されますが、注意が必要です。 その実大実験には、基礎がついていない場合が多いからです。 基礎と基礎と土台や柱との緊結がどれだけ強固なのかがとても重要なので、その部分も良く比較されることをおすすめします。
また、実験の建物は通常よりも窓が少なかったり、階上や屋根の荷重を一番理想的に階下に伝わるような設計も多いです。 一方で、みなさんが希望する間取りは、実験体よりも窓が多かったり、空間も開放的に広かったりもします。 また、2階や屋根の荷重を受ける1階部分の柱や壁の位置が、実験体とは違うことが多いです。 ですので、実験して大丈夫だから絶対に安心ということではありません。 開口部が大きい時や、開放的な空間の設計時にどのように耐震性の余力をあげる工夫をしているのか? それが信頼できるものなのかを確認することもおすすめします。 |
2.建物の余力を確認する実験ができているか?
現在は加速度ガルよりも速度カインがより建物被害と相関性があると言われています。
U-hmの調べでは約160カイン以上の振動による実大実験を実施した大手ハウスメーカーは次の通りです。
積水ハウス2007年(約160カイン)、パナソニックホームズは2011年(約161カイン)、ダイワハウスは2013年(約175カイン)、へーベルハウスは2015年(約157カイン)、三井ホームは2016年(約183カイン、約231カイン)です。
(それぞれ実験内容が違うので、詳細はこのページの下部にある各ハウスメーカーの耐震性評価ランクの詳細からご覧ください。)
そして、現在様々なハウスメーカーや工務店の一部においても、この速度カイン(kine)や最大速度のPGVの高い数値による実験の訴求が横行してきています。
U-hmの地震に関する記事を何回か読んでいただいている皆さまはもうわかっていただいている通り、単にガル数やカイン数の高い振動実験を短周期や長周期帯にするのではなく、周期約1~2秒内に強振させた実験が肝要である事は、【本当に地震に強いハウスメーカーを選ぶ秘訣】」にて記述させていただいた通りです。
ヤマダホームズの実大実験においては、やはり短周期(1秒以内)の強震実験であり、建物被害の高い約1~2秒以内にピークを持つ地震波では無いようです。
他ハウスメーカーと比べて、galの数値を含めて建物の余力を確認できるものであったとは言い難い内容ですので、この項目の評価は残念ながらCとせざる負えません。
いずれにしても2001年の同社の実大実験から、日本は非常に多くの地震に見舞われ、さらなる大地震に襲われる確率が高いとされている中で、最新の実大実験による耐震性の実証をしていただき、その重要な部分の開示を心待ちにしております。
3.実験体の参考度合は?
※上の画像出典:ヤマダホームズHP ※画像外はユーム参考情報
S×L構法(S×Lシグマ)においては十分に参考となる実験体だと言え、A 評価としています。
ただし主力商品であるFelidia(木造軸組パネル工法)やFelidia2×6(2×6工法)の実大実験の公表がない点は残念であります。
今後は上記商品も含め、ヤマダ電機の子会社化後の強いメッセージとして、3階建てかつ創エネシステム等や家電も搭載・設置し、上記の様な建物被害率のより高い地震波による実大実験を実施していただき、その効果の詳細を一般の方にもわかりやすく、明示していただくことを期待したいです。
4.実大実験による揺れの抑制はどうか?
現在、地震の揺れにて倒れない家という事は前提となってきております。
皆さまに再認識していただきたいのは、家が倒れなくても、非常に多くの方が揺れによる人的且つ物的被害に遭われてきた事実があるということです。
いかに住宅の揺れを抑えられる構造なのかも是非ご検討下さい。
構造の単体やパーツの実験も大切ですが、実際の地震動による力はより複雑に住宅を襲います。
やはり実大実験による実証が重要となります。
既に、積水ハウス、ダイワハウス、パナソニックホームズ、ミサワホーム、トヨタホーム、スウェーデンハウスなどは、ホームページやカタログに実大実験の結果を明示しています。(詳しくは下の各メーカーの詳細頁にて)
ヤマダホームズに関しては、詳細な開示が少ない事とS×L構法にて2階の床の変位が30㎜という実験結果は、ミサワホームやスウェーデンハウスと比べて、変位量が多いと言えます。
残念ながら現状では揺れに強いとは言い難いので、評価はDとなってしまう所ですが、この項目は実験内容や数値の測定及び発表内容により単純比較できない要素がある為、評価Cとしています。
因みに、Felidia(木造軸組工法)やFelidia2×6(2×6工法)では制振ダンパーが標準仕様となっています。
※画像出典:ヤマダホームズHP ※画像外はユーム参考情報
ヤマダホームズの制震ダンパーは、筋交いのように柱間に設置されています。
制震ダンパーには、特殊粘弾性のゴムが入っており、地震のエネルギーを熱に変換して地震の揺れを抑えます。
揺れの低減は、震度6強で水平変位による揺れを最大50%程度吸収、としています。
ここで抑えておくべき注意点があります。
それは実大実験で検証された地震波です。
実大実験の詳細な公表はありませんでしたが、下図のように建物変形量を測定した図を明示しています。
※画像出典:ヤマダホームズHP ※画像外はユーム参考情報
この図では、BCL-L2波と明示されています。
このBCL-L2波は、三井ホームや一条工務店などが耐震性を実証検証している地震波と比べると、かなり弱い実証実験であると言わざるを得ません。
制震ダンパーが標準仕様という点はメリットですが、やはり建物全壊率が高い地震波での実証でない以上、揺れの抑制に関して耐震性の実証性は弱いです。
ちなみに最大変形量は89mmとしています。
この点も他社と比較して変位量が多いため不安ではあります。
因みにミサワホームは、実大実験において建物の変形量だけでなく前者の揺れ具合の指針となる地盤面の加速度に対して、2階の床面の加速度も誰もが見れる自社ホームページにて開示しており、信憑性が高く好感も持てます。
ヤマダホームズにも項目1,2の実大実験による実証と明示を心待ちしております。
そして近年は、Fedeliaが主力商品となっているようですので、こちらの実大実験の実証していただきたいですね。
皆さまには、もう一点知っておいていただいた方が良いと思うことがあります。
ハウスメーカーを選ぶ上で、この揺れを抑制できるという事が大切な理由は自身や家族を守る為という事もありますが、震災後のメンテナンス費用をおさえることにも繋がるということです。
そういう点からもハウスメーカーを選んでいただければと思います。
5.過去の地震に対する被害状況の明示と結果は?
*地震による揺れによる被害
まずこの評価項目は、各ハウスメーカーによって震災地の施工数が大きく違うということ、特に全壊率の高かった特定のエリアにどれだけの自社物件があったのかということで、全・半壊実績が違ってくるので、単純比較ができないということは皆さまにわかっていただきたいです。
また、過去において、自由設計の自社基準が現在よりも緩かった会社もあると思いますので、過去に全半壊が生じた会社が今も地震に弱いという訳ではありません。
皆さまが本当に地震に強いハウスメーカーを選ぶのにあたっては、各社の現在の構造にて、過去の実際の建物被害率の高かった地震波での実大実験をしているかどうか(当項目1)、そして今後来る可能性のある、またはそれ以上の地震波での余力実験にて、耐震性を実証できているかどうか(項目2)にて判断されることが肝要かと思います。
それでも皆さまがやはり気になる項目だと思いますので、あくまでも参考として今回の評価項目を設けました。
ヤマダホームズに関しては、兵庫県南部地震の全半壊ゼロという表現が、会社が営業マンを介せず皆様にダイレクトに発信できる自社ホームページに掲載されています。
日々更新できる自社ホームページ上で、2016年の熊本地震や2011年の東日本大震災、または2007年の新潟中越沖地震、2004年の新潟中越地震等に触れていない点に関しては、気になるところではあります。
ただし、営業トークでは無く、誰でも見る事ができる自社ホームページやカタログにて過去の震災による被害状況を明示しているハウスメーカーが少ない現状の中では、評価をB+としています。
6.震災時に対応が期待できる組織力は?
皆さまには、ハウスメーカーを検討する上でこの項目も重要だという事を認識していただきたいです。
実際の被災地の方のお話でわかったことですが、震災後はとても普通の精神状況ではいられないということです。
今までに経験した事の無い様な恐ろしく巨大な力による揺れに突然襲われ、建物が倒れていなくても周囲は惨状と化している中で、大きな余震は夜中も関係なく何度も襲ってくるのです。
不意にくる余震の度に、瞬時に不安に襲われ、最悪の事態が頭をよぎり、とても普通の精神状態ではいられないという事は、きっと体験者にしかわからない状況なのだと思います。
私が赴いた熊本県東区(益城町の隣)のボランティア先のお宅では、そのご主人は本震から1か月程経っていたのに眠れなく、お嬢様は余震がある度に泣き出してしょうがないとの事でした。
ご主人は精神的に本当におかしくなるとおっしゃいました。(詳しくは、「何故u-hmサービスを始めたのか?」にて)
一方で、建てたハウスメーカーが点検に来て、「大丈夫です。異常ありません。」という言葉でどんなに心から安心できるものなのかという事も別のご家族の言葉からわかりました。
ハウスメーカーの耐震性を語る際に、単に建物が地震に強いだけでは駄目なのだと感じました。
被災地では、ハウスメーカーの社員やご家族も被災者となります。
その様な時に、被災エリア外から迅速にフォローできるのかどうかも、真に地震に強いハウスメーカーと言えるのではないでしょうか?
その点において、ヤマダホームズは上記表のとおりで、三井ホームや一条工務店と比べても直営部隊の広がりが少なく、評価はBとしています。
不特定多数を顧客に持つヤマダ電機との連携においても、それぞれの会社自体が大きな震災時には自社の事で手一杯となり、機能化するのは非常に難しいと言わざる負えません。
ヤマダホームズがすぐにできる事は、単なる避難訓練や形骸化された訓練でなく、表面的や形骸化された訓練でなく、広範囲における大きな震災被害を想定して、本社及び販売会社と連携した本格的な震災時対応訓練の継続的実施だと思います。
それを営業の言葉ではなく、自社ホームページなどの動画や文章にて明示していただければより一層の安心感に繋がると思います。
U-hmが今後、同社にさらに期待したいのは、業界に先駆け、まず本社及び主要拠点の建物自体の高度な耐震性を確保し、その明示をされてはどうかということです。
そして、仕事場の保全と同時に、通勤時の無防備な震災リスクを減らす為に、社員の通勤時間帯を計画的にズラすことです。
またこれはかなり長期的計画となりますが、社員の自宅自体も耐震性の確保ができる為の支援や補助です。
具体的には、景気の停滞や後退時に工場や施工現場の空白化を補う為に、社員に自社建てをキャンペーン価格にて推進したり、補助したりということからでも良いと思いますが、それでも社員の自宅の耐震性強化には間に合わないと思われるので、耐震性の強いマンションの所得などの支援も無いと実現は程遠いのかと思います。
現在、U-hmが各社の決算説明文や中長期計画等を見る限り、自社の会社機能及び人的資産に関しての具体的な震災リスク対策を計上している会社は無いと思います。
内閣府は2015年に制作した「事業継続計画(BCP=Business Continutiy Plan)」のガイドラインに基づき、震災時も含めて事業が継続できる為に各企業が独自にBCPを策定することとしておりますが、そのガイドラインには上記の様な本社や事業自体、社員宅自体の耐震性向上までは言及されていません。
耐震性と長期保証やメンテナンス性を訴求している会社として、真剣に上記のことに取り組む事により、既存のオーナー様は勿論、新規見込み客への訴求、社員満足の向上となり、これから就職を考える者や株主、取引先や金融機関などへの安心材料となのではないでしょうか?
そして、上記のことを提案したい理由は、もう一つあります。
今までもどの住宅メーカーや工務店も震災時にその被災地の社員が献身的に出社し、被災地に出向いてきたと思います。
時にはそれは美談として扱われたりします。
しかし、それは組織集団上の精神的強制(義務感)などであってはなりません。
やはり、まずは社員自身とその家族の安全確保が第一であります。
だた今までもそうであったように、制度的義務は無くても、人間は集団心理上も含めて、ついつい無理をして震災時に出社してしまいがちです。
是非、会社機能及び社員やその家族の震災対策にも、より一層真剣に取り組んで頂き、大きな震災時も生き残り、すぐに機能できるような保全を率先して明示していただきたいものです。
真に震災に強いハウスメーカーとして、次のステップに進んで頂きたいという勝手ながらこの業界をより良くしたいというU-hmからの切なる願いでもあります。
7.生き残れる企業力は?
ヤマダホームズは、前期の経常利益率が0.1%とトヨタホームと同じ水準でかなり厳しい状況となっていました。
しかし2021年2月にヤマダレオハウス、ヤマダ不動産を吸収合併し、今期の経常利益率は1.9%(対前年比+1.8%)となりました。
この吸収合併により2021年度の業績にどう影響するのか、今後の動向が注目されます。
とはいえ新型コロナによる影響含め、厳しい状況ではあるため、評価はCとせざるを得ない状況です。
親会社であるヤマダホールディングスでは、2020年9月にヒノキヤグループを完全子会社化し、ヤマダホームズやハウステックも含む住健事業に追加し、事業拡大をしました。
同社では、年間約3,000億円規模の売上体制が整ったとし、デンキ事業に次ぐ重要性の高いセグメントとしています。
今後、住健事業全体の動向も注目されます。
U-hm 株式会社
代 表 永
〇【自分でできる プロのコツ3選 】を無料公開
「今知れば、家づくりの失敗・後悔を減らせます」
・【 土地探しコツ大全 】土地探しはこれだけ知ればOK! は こちら
・【 住宅展示場見学の一番の問題点】自分でできるモデルハウス見学の問題解決法!は こちら!
・【 設計士から良いプランがもらえない3つの理由】今知れば良い間取り獲得できる方法!は こちらコツ
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各ハウスメーカーの耐震性の評価・比較に関しては、下記の文献も参考にさせて頂いております。ここに敬意を表し、厚く御礼を申し上げます。
○ 参考文献:
堺有紀(2009).地震動の性質と建物被害の関係.日本建築工学会誌.No.9,2009
伯野元彦 (2003). 世界最高2,005ガルでも無被害, 地震ジャーナル,36号,50-51.
川瀬博 (1998). 断層近傍強震動の地下構造による増幅プロセスと構造物破壊能, 第10回日本地震工学シンポジウム, パネルディスカッション資料集, 29-34.
武村雅之(1998). 過去の地震被害から見た震源近傍での強震動, 第10回日本地震工学シンポジウム, パネルディスカッション資料集, 45-50.
青井・他(2006). 新潟県中越地震の地震動, 月刊 地球/号外 No.53, 2006
u-hm株式会社
代 表 永 野
はじめまして。U-hⅿ ユーム 永 野 とはこんな人物です。
現一部上場情報システム関連企業で新人約100人中トップセールス
ニュービジネス協議会理事(当時)の方の新規起業をNO2として最初から手伝うも失敗
(トップ逃亡。20代前半で数百万円貸したお金も戻らず、給料も数か月無し。いい勉強料と思いこむしかなかったです。トホホ)
外資財閥系情報サービス企業で約300人中トップセールス
(と言っても、この頃はまだまだ仕事の本質が分かっていませんでした。
根性だけはあったと思いますが、めちゃくちゃ半人前の営業担当者でした。
広島に新設の営業所長となり、超ド級のブラック企業を新拠点から改革しようとしました。が、力不足で失敗。所長を降ろされ退職。人生で大きな挫折感を味わいました)
一分一秒を争うレストラン・病院の厨房に関して、HACCP(危害要因分析必須管理点)に基づき動線設計・環境改善提案を5年
(メニューごとに少しでも効率的で、使う人がより楽な動線・環境を考える経験は今の仕事にとても生きています。特にO157などのウイルスを削減する提案は重要な仕事だと思います。が、厨房から見る華やかなレストランの客室がなんとも輝いて見えたことか。一生の仕事として、空間やインテリアのトータル的な仕事がしたくなりました。)
住宅ローンから注文住宅のトータルサポートを20年以上しております。
◯大手ハウスメーカー時代
大手ハウスメーカー時代は、担当の設計士の提案と私の提案と両方提示することが多かったです。
事実上、約7割の方は私の間取り案を採用されています。
最初の10年ほどは良く設計士とぶつかってました。
後半は設計士案を尊重しつつ、より良い案が捻出できれば、さりげなくそれを採用してもらう術を身に着けました。
設計士との良いコラボの関係を築くのが得意となりました。
上長からは、図面描くよりもっと新規営業してくれと何度も言われました。
(どのお偉いさまも諦めていただきありがとうございました。)
契約後も、予算上の要望が実現ができないとなると、その解決が最高の快感でした。
上長からは、契約後は設計士に任せて、新規営業してくれと何度も言われました。
(どのお偉いさまも、あきれて自由にさせていただいてありがとうございました)
間取り設計は、中学生のときに将来の3階建マイホームを描いたのが最初です。
いわゆる営業的PRよりも、予算内で問題解決の間取り案の捻出は誰にも負けない自信があります。
お試しあれ。
とはいえ、注文住宅はプランだけ良くてもダメです。
形なき状態から主に会話をベースとして、数千万円、億単位の家をつくるわけです。
進め方や施主や社内・社外関係者との連携プレイ、最善の資金計画やプランニング、施工などなど、難易度はものすごく高いです。
私も失敗・後悔して、お施主さんを怒らせてしまったこともあります。
施主本位で動いていたつもりが、組織の理論の流れに組み込まれてしまったと後悔した時もあります。
後半のマネジメントの苦しみと嬉しさを含み、深い反省と改善の繰り返しの16年半でした。
ただし、商品である構造や会社のフォロー体制など、その良さを嘘つく必要がなく、施主との関係を築いてこれたのはとても幸せでした。
今もなお仕事を通じて、良好な関係を継続させてもらっています。
ときに厳しく物言いもしていますが、感謝です。
◯起業
熊本地震のボランティアに妻と行ったことが大きな転機となりました。
ネットでは、地震に強い家の表面的だったり、過った情報が氾濫しています。
本当に地震に強い家とはなにかをもっと広く伝えたい。
ひと家族でも多く、本当に安心できる暮らしをしてもらいたい。
と強く思い、妻も周囲もまさかの起業でした。
現在、u-hm株式会社を経営しております。
ミッションは
■ミッション 本当に地震に強い家とは何かを広く伝え、 一人でも多く、より災害に強い家で暮らしていただく
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です。
そのために、WEBメディア「注文住宅アカデミー」WEB住宅展示場u-hmユームを運営しています。
特に耐震性関連の記事は年間35万回ほど読まれ、国内で注文住宅を建てる数の約半分ほどの読者数を達成(googleアナリティクスによる)しています。
少しは、ミッションを達成できているという実感があります。
(最初は まったく 読まれていませんでした。うれしい。読者にもスタッフにも感謝)
とはいえ、この注文住宅の業界はまだまだクレーム業界とも言われています。
実際大手やローコスト関係なく、お施主様とハウスメーカーのトラブルは跡を絶ちません。
優秀な営業担当も設計士もミスはします。
そこで、起業当初からユームのサブミッションは
■サブミッション 失敗・後悔せずに、普通以上の満足な家づくりを支援する
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です。
今も土地購入のご相談やハウスメーカー選び、資金計画、ハウスメーカーのプランなどのご相談や、契約後にプランを最終決定する前のセカンドオピニオンの提供を日々行っております。
ほぼ全国対応です。
全国の方から、ただ単に参考となったという感想ではなく、
「ユームさんに相談できて助かった」
「こんなにセカンドオピニオンをもらえると思っていなかったので感動しました」
という本当に嬉しい多くのお言葉をいただいております。
それが生きがいとなり、スタッフと共有できているのが大きな幸せとなっております。
今後は、より多くの方のご相談を受けているので、AIによる注文住宅コンシェルジュ/質問・相談自動応答サービスを本気で導入計画中です、
◯その他
施主の立場経験を2回
(注文住宅はまだまだ勉強中。本当に奥深い。寝る前や疲れた時は3回目の家づくり案をニヤニヤと練っています)
妻に家事をしていると認めてもらって? 3年半
(サーフィンする時間が欲しく、家事の時短化研究中)
賃貸を満室運営13年以上
(コンセプト型の賃貸としてデザインすることで、借りている方も本当に良い方です。ありがたや)
マイホームを楽しんでいるハワイ島大好き大人サーファーです。
(当分いけないので、庭のヤシさん達みて癒やされている。70歳になってもサーフィン愉しむぞ)
※家づくりが大好きなハウスメーカー経験者の方、会社よりも顧客の満足重視でやってきたと自負ある方限定で、スタッフ(正社員からホームワークまで)募集中です。まずは募集内容をお問い合せください。
今は白髪を染める時間ももったいないので、もっと白髪あり。
(最近の研究)
・究極に家事が楽になる新しい仕組み
・予算内で新しい最高の間取りの研究
・家育(いえいく:永野の造語)の仕組み
・暮らしにおいて満足継続システムの開発
・家が稼いでくれる新しい仕組み
(今四苦八苦していること)
・注文住宅系youtuberへの挑戦(スタッフから「もっと笑って」「言葉かまないで」など、煽られ怒られつつ)
・赤ちゃん猫育て(心配し癒やされの繰り返しつつ)
U-hm株式会社
本社:東京都渋谷区広尾1丁目7番20
DOTビル2F
※リゾートオフィスあり
※国内ほぼ全域対応