どうも。ユーム 永野です。
今回は、ニックネーム 中古という選択 さんからの質問です。
「(予算的に中古しか無理なのですが)ユームさんなら中古を買う時に、どんなところに注意しますか? おすすめもあったら教えてください」
このことについてです。(中古ですがなにか) さんには既にメールにて回答済みです。)
それではお伝えします。
※ご質問者の個人情報に係わる事は削除又は変更してお届けします。
中古という選択 さんへ
実は、友人からも中古を買いたいという相談を受けて一緒に探したことも何度かあります。 では、早速結論です。
<おすすめの中古>
・まずは大手ハウスメーカーの長期保証付きの中古を探してみる(特にユームがおすすめしている5社の中古をまずは探してみましょう) ・2001年以降の新耐震制度にて建築された、耐震等級3の中古が良い(ただし、耐震等級3(最高等級)は新築時の状況であり、どんな地震がきても大丈夫であるいうものではありません。)
・できれば長期優良住宅認定の中古で、長期メンテナンスプログラムがあり、将来のメンテナンス費用が有る程度わかる物件が良い
<物件の具体的な注意点とその確認>
・見学の際は、遠くまでよく光るライト、フラッシュ付きの望遠レンズカメラ、ビー玉、メジャーなどを用意する・見学の際は、道路や近隣の塀などに亀裂が無いかもチェックする(地盤面のチェックの目安) ・建物の基礎や外壁、屋根などに亀裂が無いか確認する
・床は、あらゆるところに足で圧をふみ、ゆがんだりたるみがないか確認する(ガラスでできたビー玉やパチンコ玉を床において転がるかどうか確認するのはいいのですが、ゆっくり動く程度であればあまり神経質にならなくてよいです。パチンコ玉は転がりやすいですが、ビー玉がゴロゴロゴロッと加速するような動きの場合は注意が必要です。)
以下、日本建築学会が発表している床の傾斜角と健康障害についてです。
・1階の床に点検口があるので、蓋を開けて覗いてみる(ライトで照らし、断熱材のはがれや土台のサビ・腐れ・間借りがないかを確認する。蟻道が無いかも確認する。目視の次は、フラシュつき望遠カメラで周囲を複数写真を撮りあとで画面を拡大して確認する。基礎に潜ってみることもできますが、釘が出ていたり何かの破片が落ちている場合もあるので、素人の方にはおすすめしません)
・屋根裏(天井)点検口も同様に確認する
・窓や扉は全てスムースに開閉するか確かめる
・壁や天井などに雨漏れの染みなど無いかをチェックする
・嫌な臭いは無いか気にしてみる
・設備のチェック、例えばお風呂の浴槽の側面の板を外して裏側の汚れ具合もチェックする(キッチンの魚焼き機器や換気扇などの中も見て、気になる汚れが有る場合は清掃してもらいましょう)
・周囲の家の管理がいき届いているか確認する
・給排水・ガスなど滞りないか確認する(水が停まっているようであれば、庭側の排水桝や雨水枡などもふたを開けて詰まっていないかなど確認してみる。後日、給水再開示にはすぐに給排水状況を確認しましょう)
・近隣の家のエアコンの室外機の位置や植栽など気になることはないか確認する
・できれば近隣の方に挨拶して、ゴミ捨てなど地域のルールを確認する(まだ、「検討中なのですが、」と明るく謙虚に言えば教えてくれる人多いですよ。最初はゴミ捨てのことを聞き、近隣でニオイや気をつけたほうが良い人や何かありますか?と核心も聞きましょう。前に住んでいた方がどんな方かも教えてくれたりします)
その他、図面と現場の整合性や、契約書・保証書なども確認しましょう。
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中古という選択 さんへ
実際に私が友人から「中古を買いたいのだけど」と相談を何度か受けています。
上記はその時のおすすめと注意点です。
あとは、図面を見て、屋根や2階の荷重がどの柱や壁に加わり、それが基礎や地面にどう逃げているのか? をチェックしました。
それは素人の方にはわかりにくいと思います。
リフォームをお考えであれば、その中古を施工した会社のリフォームの方と一緒に見学したり、見積をしてもらえば、構造のことは分かっているはずですので、より安心です。
その施工会社直系のリフォーム部隊や会社だと、どうしても金額が合わなければ他の会社に見積を依頼すれば良いのですが、最初は構造がわかっているところと打合せすることをおすすめします。
結局、将来のメンテナンス費用を考えるとかなり金額がかかってしまうので、もう少し希望エリアよりも安い土地で、ハウスメーカーのお得な企画品や経済設計で新築を建てたという方も多いです。
中古という選択 さんにとって、将来後悔しないようなベストな選択をされることを願っております。
ユーム 永野
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