どうも。ユーム 永野です。
昨日の夜に質問箱開設して、朝には3件の質問をいただいていました。
やっぱり嬉しい!
さて、今回のニックネーム「まーよ」さんからご質問を頂いたのは、
「ご主人が転職して6か月ちょっとですが、住宅ローンは借りられますか?」
というご質問でした。
タイトルはみなさんに参考になるために1年以内としていますが、転職6か月で、ご主人は32歳、8か月のお子さんがいるとのことです。
ご主人の転職先のお給料や職業などは書いて無かったので、まーゆ さんには、最近の具体例を交えてメール回答致しました。
※ご質問者の個人情報に係わる事は削除又は変更してお届けします。
回答(結論)・転職2年以内は民間銀行では厳しい ・前職と同じ技能をいかす転職であれば借入可となりやすい ・前職と違う職種に転職3カ月で、見込み年収の7倍以上の融資額が民間銀行でとおった例あり ・借りられる可能性が高いのはフラット |
それぞれ、簡単に説明します。
住宅ローンアドバイザーとして金融機関と情報交換したり、友人・知人もいるので、直近の情報に基づいてお伝えします。
・転職2年以内は民間銀行では厳しい!
実は住宅ローンの審査は年々厳しくなっています。
転職1年以内だけではなく、転職2年以内でも、金融機関に融資が否決か希望額よりも大幅に減額されるケースが増えています。
審査が一番ゆるいとされていたスルガ銀行の年収の水増しなどの不正審査があってから特にそうなっている感があります。
もちろん、次のケースでは借り入れ出来た直近の実例もありますのでご案内します。
・前職と同じ技能をいかす転職であれば借入可となりやすい
これは、前職の経験や勤続期間もある程度はその方の継続キャリアとしてみてもらえるからです。
つまり信用が高まるわけです。
具体的に今まで、転職1年以内で住宅ローンが民間銀行でも承認された例では、
・IT業界⇒IT業界へ転職のSE(システムエンジニア)
・ガソリンスタンド⇒科学工場へ転職の危険物取扱者
・宿泊施設⇒介護施設へ転職の2種免許を持っている送迎の運転手
のような技能を持った方々です。
やはり、資格を持っていて、それを生かせる転職は強いですよね。
今年はじめのケースでは、IT 系の方で資格をまだ持っていない方も大丈夫でした。
・前職と違う職種に転職3カ月で、見込み年収の7倍以上の融資額が民間銀行でとおった例あり
これは岡山から東京に移った方で、土地がまだ決まっていない状態で、事前審査をした方の例です。
ほとんどの銀行では駄目だったのですが、あるハウスメーカーの提携ローンでその年の見込み年収の7倍以上の借入が可能と出ました。
見込み年収とは、転職先に言えば紙で記してくれるものです。
転勤数か月の場合、住宅ローンの審査に必要となるケースも多いのですが、その時は毎月のお給料明細だけで勤め先には何も言わずに審査ができました。
フラットでも通ったのですが、そちらよりも多い額の借入額が事前で通り、金利条件も良かったです。
これは、
・転職先が大手企業の子会社であった
・探しているエリアの土地の担保評価がしっかりしていた
・親からの援助で自己資金が土地代の20%ちょっと見込めた(建物には200万ほどの自己資金を想定)
ということが大きく影響したと言えます。
金融機関側は明言しませんが、審査対象として大手ハウスメーカーの建物を担保評価としていたことが有利に影響したと私は経験上考えています。
担保評価とは何か?
簡単に言いますと、万が一住宅ローンを返せなくなった場合に、金融機関がその土地と建物をいくらで売却して借入残金を清算できるのかを判断するための評価額です。
当然、同じ大きさの建物でも、それを施工した住宅メーカーがどこなのかで売れる金額が違うのが実態としてあるわけです。
⇒将来売却する時に金額の違いについては 「まず検討すべきスムストック対象の家」コチラもご参考ください。
・借りられる可能性が高いのはフラット35
困った時のフラット。頼りになるフラット。業界の合言葉ですね。
まとめ
状況によりますが、30代の方でとてもざっくりとお伝えしますと、1年以内ですと転職先での見込み年収の6倍から7倍、1年超2年以内の勤務ですと見込み年収の7倍から8倍までは融資承認がおりているケースが多いです。
今家賃を払っているのはもったいない。
住宅ローンの金利が低いうちに建てたい。
早く地震に強い家を建てたい。
でも、主人が転職してまじかという人は
あきらめずにフラット35で審査をしてみましょう。
ユーム 永野
追伸
質問箱開設して、いきなりケースが少ない例のご質問でしたが、参考になった!ご主人にユームさんの回答を見せてみます! と早速のご返信を頂き、少しだけはお役に立てたかなと僕も嬉しかったです。
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