<自分ファーストの住宅ローン借入適正額を知ろう>
金融機関やハウスメーカー及び工務店に住宅ローンの相談をされる場合、借入可能額を教えてくれるケースはあっても、借入適正額の話にはならない事が多いです。
確かに、借入適正額は貴方の現在の家計と将来設計次第で変わってくるので、第三者では良くわからなく、説明しづらいとも言えます。
住宅ローンに関して、貴方が不安な様子をされると、ハウスメーカーの営業マンは「ファイナンシャルプランナーを紹介するので、将来設計をしながら住宅ローンの返済額も無料でご相談ができますよ。」と提案してくる事も多いです。
勿論、それはそれで参考となりますので、一度、そういったライフサイクルコストの相談をされてみるのも良いと思います。
中には、ハウスメーカーが紹介したファイナンシャルプランナーは、ハウスメーカーの金額(コスト)に見合う様な住宅ローン額の提案をするに決まっているでしょ?と思われる方もいらっしゃると思います。
その様な方や自分でローン額を決めたいという方は、以下の方法で自分達の借入適正額を知る事ができます。
そんなに難しくはないので、一度計算してみましょう。
まずは毎月無理なく返せる額を試算する事です。
その為に以下の事を書き出しましょう。
■毎月無理なく返済できる額
※今は下記の計算が時間的にできない方は、だいたいいくらぐらい毎月返済可能かがわかれば次の■貴方の借入適正額に進んで下さい。
➀今の家賃+駐車場代は月いくら?=A
➁将来の住宅用積立貯金をしていればいくら?=B
ここまでは簡単ですよね。
次は少し難しいです。
➂今と比べて新築後に増える維持費等の月額は?=C
例えば次の様な内容です。
・将来用の修繕予測費:1~1.5万(建築内容による)
・火災保険の月額:2,000円~(建物価額や内容による)
・地震保険・家財保険の月額:月3,000円~(加入は任意です。建物価額や内容による)
・光熱費等増加予測分:マイナス?~(解らなければプラス5,000円で計算。今の支払いと今後の内容による)
・土地・建物の固定資産税・都市計画税(月割)(土地・建物・エリアによる)
※取得時期や建築内容により当初3年・5年は軽減特例がありますが、その軽減期間以降の数値でも計算される事をお薦め致します。これは不動産業者やハウスメーカー(工務店)に聞けば教えてくれます。
こちらでも説明を用意してあります。
☞「土地・建物の固定資産税・都市計画税と軽減について」
上記の和=C(今後、今よりも追加となるランニングコスト月額)
➃もし上記の他に住宅ローンをボーナス払いできそうであれば、ボーナス年2回分の合計を月割した額=D
例えば、
1回のボーナス時に20万円を増額払いできる方は×年2回=40万ですので、それを12か月で割ると月約33,000円の返済額をプラスできる事になります。
□毎月無理なく返せる額=A+B+C+Dとなります。
または、だいたい月10万は支払いできそう!でもいいです。
■貴方の借入適正額
ここからは簡単ですので頑張って下さい。
仮に月々支配可能な額が月10万円だとします。
そして、返済期間を35年とした場合の固定金利額が2%であったとすると、下の表の3,312円が100万円の借入あたりの月額となります。
貴方の借入適正額は
□月々の返済可能額÷100万円あたりの返済額(下記表)=借入適正額(百万単位)
となります。
つまり、
100,000円÷3,312円=30.19円(百万単位)ですので、約3010万円が貴方の無理のない借入適正額となります。
下記表のうち、どの金利を選んだ方が良いのかに関してですが、今は30年以上の固定金利でも2%を切る住宅ローンもあります。
但しほとんどの住宅ローンの金利決定は建物の完成時の住宅ローン実行(ローンによる支払い)月の金利となり、今と違う可能性もございます。
長期固定をご希望の方は2.0%でまずは計算されてはいかがでしょうか?(実際の長期固定は2%以上となる場合もございます。)
なるべく当初の支払額を抑えたい方は、変動金利や短期固定を選ぶケースが多いです。今はそのタイプの金利は1.0%を切っておりますが、1%と1.5%の両方で借入適正額を計算してみましょう。
■100万円あたりの毎月返済額(円)
金利 | 1.0% | 1.5% | 2.0% |
15年払い | 5,984 | 5,907 | 6,667 |
20年払い | 4,598 | 4,825 | 5,058 |
25年払い | 3,768 | 3,999 | 4,238 |
30年払い | 3,216 | 3,451 | 3,696 |
35年払い | 2,822 | 3,061 | 3,312 |
借入適正額の他に借入可能額も知っておきたい方は下の項目からどうぞ。
年収から借入可能額を知りたい方はこちらで計算や入力不要でスグにわかりますのでどうぞ。
仮に今現時点での借入可能額が希望より低くても、建てたい住宅メーカーや工務店があるのであれば、諦めないで下さいね。
特に貴方やご家族にとって一番優先順序が高いのは耐震性と思われるのであれば、なんとかなるケースが多いので、気に入った会社の営業担当者またはU-hmにご相談下さい。
<年収からわかる借入可能額と月々返済額>
・年収400万の借入可能額と月々返済額(返済期間別)
・年収450万の借入可能額と月々返済額(返済期間別)
・年収500万の借入可能額と月々返済額(返済期間別)
・年収550万の借入可能額と月々返済額(返済期間別)
・年収600万の借入可能額と月々返済額(返済期間別)
・年収650万の借入可能額と月々返済額(返済期間別)
・年収700万の借入可能額と月々返済額(返済期間別)
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