どうも。ユーム 永野です。
今回は、ニックネーム UUU さんからの質問です。
「家を建てる場合、いつから消費税は上がるの?」
このことについてです。(UUU さんには既にメールにて回答済みです。)
さっそく結論と、増税前に契約をする場合の注意事項もお伝えしますね。
※ご質問者の個人情報に係わる事は削除又は変更してお届けします。
UUU さんへ
安倍総理が予定通り2019年10月に消費税を10%に増税する方針であることを改めて発言しましたね。
それを前提として、さっそく結論です。
・注文住宅の場合は、2019年3月末までに契約(請負工事契約)を締結した場合は消費税8%・(4月以降の契約の場合、2019年9月末までにお引渡しは難しい可能性が高いので)2019年4月以降の契約は消費税10%になる可能性大
家を注文住宅で建てる場合(注文住宅とは?コチラ)、図面と見積を見てどのハウスメーカー(工務店)で建てるのかを決めたら、請負(うけおい)工事契約を結びます。
現時点で言えるのは2019年3月31日までに契約をすれば、その分の金額に関しては、増税前の消費税が適用となります。
例えば、契約後に詳細打合せを行い、実際に家を建てるのは2020年の2月に着工して2020年の6月に引渡しとなっても、消費税増税前の8%が適用されます。
ただし、注意したいことがあります。
■注意事項 ・2019年3月末までに契約をして、住宅メーカーと詳細打合せをして、追加でバルコニーを広くしたり、キッチンのグレードアップをしたりした場合の4月以降の追加発注分は、消費税10%が適用される可能性が高くなります。
例えば、2019年3月までの契約金額が3000万円(消費税8%税別)であったのが、4月以降に200万円(消費税10%税別)分追加発注して合計3200万円になった場合です。
仮に3月までに3200万円の契約をした場合と比べると、元々3000万円の契約から4月以降に3200万になった場合は、その200万円は消費税2%分増税となるので、4万円の支払いが増えるということになります。
注文住宅は元々の金額が高いので、4万円多く払うだけかあと思う方もいらっしゃいますが、同じランチを食べるのに1日違いで4万円も違ったらびっくりですよね。
理論上は、4月以降に追加発注した分も2019年9月末までに工事が完了し、引渡しが済めば消費税8%となります。
但し、それは現実的には難しいです。
前回の消費税5%から8%に上がった時もそうですが、契約が集中し工事が非常に混み、建物の完成が契約から1年以上あととなった例も多かったからです。
なるべく増税とならないためには、次のような契約をすることです。
・対処法は、契約後に引き算できる契約。
契約後の詳細打合せで追加するかもしれないことを想定して、採用するかどうか悩んでいるものなどをあらかじめ多めに契約時に見積に入れておくということです。
先程の例ですと、4月以降に200万円あがることを予測して、契約時に3000万円ではなく3200万円の内容で契約しておくということです。
仮に詳細打合せで多少の変更が生じても3100万円分で最終決定となれば、▲100万円の減額受注となりますので、もちろん増税にはならないわけです。
ただし、むやみに契約時の金額をあげ、契約後に下げるのは避けましょう。
長い付き合いとなる大切なパートナーであるハウスメーカー(工務店)に変更労力の負担を与えてしまうからです。
注文住宅はお互いに尊重しあえばしあうほど、結果的により良い家づくりとなります。
契約後に追加契約となって増税となるのが心配であれば、(お金のことなので設計士よりも)営業担当者と腹を割って相談することです。
今回は以上です。
UUUさんが、焦ることなく、スムースに一番良いタイミングで家づくりされることを願っております。
ユーム |
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