こんにちは トータルで80億円以上の注文住宅のお手伝いをしてきたU-hm(ユーム) 永 野 です。
こちらでは注文住宅の価格の中で、見落としがちな付帯工事費と諸費用を伝えします。
住宅ローンの対称にならない費用がありますので、ここで確認しておきましょう。
■「幸せつづく家づくりの探求者」 ながけん (ユーム 永野 健一)の 簡易プロフィール
◎優秀と言われる設計士・営業担当 以上のアドバイス でなければ意味がないと思う方の相談役
・1分1秒を争う業務厨房の動線設計及びHACCP(危害要因分析必須管理点)に基づく改善提案を5年 ・大手ハウスメーカー時代を含めて、土地探し・家づくり支援を20年以上 ・相談者が提案されたプラン・見積の分析改善案の提供は1,000回以上
【幸せつづく家づくりコンサル|ながけん】 空間デザイン心理士/耐震実測マイスター/木構造マイスター準一級/整理収納アドバイザー一級/住宅収納スペシャリスト/風水片付けコンサルタント/ こんまり®︎流片づけコンサルタント養成講座修了生/住宅建築コーディネーター ※業界初の注文住宅の本格的なオンライン・セカンドオピニオンサービスを提供する会社 u-hm株式会社 CEO
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■注文住宅の価格【付帯工事と諸費用】後で困らない為の参考例 |
一般的に総2階建て、延床面積約40坪の場合は、建物本体工事の他に付帯工事+諸費用(設計)+諸費用の合計は500万~700万程*かかるケースも多いです。
*(条件)平坦な土地で給排水管が敷地まできており、地盤補強も不要の場合。
ここでオプション工事や住宅ローンの対象とならない費用なども知っておきましょう。
太字と着色文字だけ見て頂ければ、約1分で重要ポイントがわかります。
<注文住宅の付帯工事費用>
※ハウスメーカーや内容により、施主工事も可能となるものもあります。
■付帯工事一覧※左欄太字項目は必須 | 費用 (円) | |
屋外電気工事 | 道路から建物までの電気配線工事 | 20~ 30万 |
屋外給排水工事 | 敷地内から建物までの配管接続工事 | 70~ 100万 |
屋外ガス工事 | 敷地内から建物までの配管接続工事 *ガス使用の場合 | 30万~ |
給排水接続費用 | 道路から引込が必要な場合 | 60~ 100万 |
空調関連工事 | 個別エアコン・全館空調・床暖房工事など ※構造内(隠ぺい)配管は住宅メーカー工事。露出配管の場合はご自身でも可。 | 50~ 300万 |
外構工事 | カーポート・門扉・塀やフェンス・植栽・ウッドデッキなど。固定型宅配BOXも。門灯・庭園灯なども。建物構造と絡まなければご自身でも可。 | 70~数百万。広さや高低差がある場合は一千万以上。 |
照明カーテン工事 | 基本的にスイッチや配線は建物本体に含まれ、部材とその取り付け費用 基本的に直結配線必要な照明は住宅メーカー工事。引掛け装着型はご自身でも可。 | 延床面積×2万~3万程。 |
地盤補強工事 | 地盤調査の上、必要の場合のみ。住宅メーカーにより、必要の有無や補強内容の判断基準が違う場合あり。 | 70~ 300万 |
太陽光・蓄電池等創エネ設備工事 | 希望がある場合のみ キャンペーンや補助金なども確認の事。 | 40万~ 700万 |
セキュリティー工事 | セコム・アルソックなどのサービスを希望の場合のみ。月々の費用は約3500円~ | 初期費用は25万程~ |
その他 | 専門業者による防音音響工事。本来はインテリア造作(カウンターや家具等の)工事もこの付帯工事に入ります。 |
※税別です。
上記が付帯工事費用になり、一般的には住宅ローンの借入対象となります。
ハウスメーカーにて施工契約が最低限必要な項目は、屋外電気工事・屋外給排水工事・屋外ガス工事です。
さらに、全館空調、天井埋め込みのエアコン、床暖房、ダウンライト照明や(引っ掛け脱着式ではない)配線を直結する照明工事も構造や建物の保証と絡みますので、ハウスメーカー工事となります。
逆に一般的な空調・引っ掛け脱着式の照明・カーテン・外構工事は施主工事も可能なことがほとんどです。
但し、施主工事の場合、そのハウスメーカーの提携の住宅ローンの対象にならないこともありますので、注意が必要です。
<注文住宅の諸費用:設計関連>
■諸費用:設計関連※左欄太字項目は必須 | 費用 (円) | |
敷地調査料 | 役所調査。現地測量・地盤調査(スェーデン式) 3階以上の建物等でボーリング調査等が必要な場合は20万~。 | 5万~10万 |
設計料 | 本体工事費に入っているメーカーもあります。 | ※35万~150万 |
建築確認申請・検査料 | これも基本的に住宅メーカーへの支払。 | 10万前後 |
その他申請料 | 埋蔵文化申請等、敷地のエリアや建築内容により必要な場合のみ | 1.5万~ |
インテリア設計料 | 住宅メーカーによっては本体工事に参入。 | 0万~20万 |
上記が諸費用:設計関連費用になり、住宅ローンの借入対象とできる事も多いです。
<注文住宅の諸費用>
■諸費用一覧※左欄の太文字項目は必須 | 費用 (円) | |
建物請負契約印紙代 | ※金額による。平成30年3月31日まで作成分は約半額程軽減。 | 1万~ 6万 |
登記費用 | 表示・保存、抵当権設定 ※解体あれば滅失登記も要。 | 27万~ |
住宅ローン諸費用 | 印紙代・事務手数料 ※保証料は借入金額と期間により別途一括払いか金利に0.2上乗せタイプとあり。 ※住宅ローンのタイプにより、保証料不要で事務手数料が通常よりも高いなどあり。 | 7万~ |
水道加入費等 | エリアによる。東京や大阪など一般的住宅には不要エリアもあり | 0~ 30万 |
*(条件)平坦な土地で給排水管が敷地まできており、地盤補強も不要の場合。
その他に忘れがちな費用は以下の通りです。
<その他>
・火災保険料(家財・地震保険料は任意)※最長10年25万~
・地鎮祭費用(任意)4万~6万
・引越し費用20万~
・TVアンテナ・BS・CS・光工事費(希望内容による)5から10万
・家具・家電20万~150万
・近隣・引越挨拶(タオルやお菓子代・葉書代)数千円~2万
(※固定資産税は別途毎年かかります。)
以上が注文住宅にかかる費用です。
住宅メーカーや計画内容により変わってきますので、具体的には気に入ったハウスメーカーにご確認下さい。
まだ、具体的な計画がわかっていない時に、ハウスメーカーや工務店の営業マンに付帯工事や諸費用を聞く際には、「建物以外の費用ってどのぐらいかかるのですか?」という聞き方ではなく、「土地が周囲と高低差が無くて広さが40坪、建物は延床面積*32坪の総2階で1世帯の時に、付帯工事費や諸費用は一般的にいくらぐらいかかりますか?」と条件を限定して聞く事が秘訣です。
1世帯か2世帯かで給排水工事などが違ってくるからです。
最初は、太陽光や創エネ関連費用、地盤補強(改良)工事、セキュリティー工事などを除外して、同じ条件で各ハウスメーカーや工務店から聞くと、比較もしやすく良いと思います。
以上が付帯工事費や諸費用と注文住宅の価格を確認する際のコツです。
■注文住宅【トータル費用の具体例】結論は約20秒。解説付き |
■建物本体【標準仕様とオプション費用】の参考例(約1分) |
□内容
・ちょいこだわりとラグジュアリー仕様。オプション費用の参考例。
■ハウスメーカー【坪単価一覧】とより【リアルな坪単価を知る方法】と注意事項!(約1分) |
□内容
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